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2021年度上期プレゼン研修の様子をご紹介します!~第2回:大手宅配便業社に対する宅配事業の拡大戦略の提案~

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。

今回は、先日行われましたプレゼン研修の様子をお伝えします。
今回のプレゼン研修は3つのテーマに分けて開催されており、今回は2日目に行われました研修の様子をお伝えします!

▼第1回目記事については、こちらをご覧ください

それでは早速、2日目のテーマである「大手宅配便業社に対する宅配事業の拡大戦略の提案」の研修設計者である高橋さん、そして参加者の志村さんにインタビューをしてみたいとおもいます。

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――高橋さん、よろしくお願いいたします! まずは、今回の研修設計者として、テーマと評価のポイントについて教えてください!

高橋 「よろしくお願いします。

今回のテーマは”大手宅配便業社に対する宅配事業の拡大戦略の提案”です。

弊社のプレゼン研修は、入社1年目まで含めた若手が参加します。必ずしも全員が戦略案件の経験を持っているわけではありませんので、テーマ設定に際しては、より多くの社員に戦略案件を身近に感じて貰うことを意識しました。

評価では、特に「実践で通用する提案かどうか」を重視しました。市場や競合、他業種の事例等、多角的な視点を基に筋の通った戦略仮説を構築できているか、仮説に新規性はあるか・具体化できているか、更には実現性やリスクについて適切に評価を行えているか等の視点で評価を実施しました。」

――前回のプレゼン研修と比べると、参加人数も大幅に増え、様々な提案があったかと思いますが、全体的に向上していた点などはありますか?

高橋「宅配事業拡大戦略のテーマには、約50名の社員がエントリーしました。その中で、全体的に向上していたのは「ストーリ―ラインの構成力」と「チャートライティング力」です。

前者はコンサルとして特に重要なスキルの1つであり、この点で底上げが実現できていることは、会社としても非常にポジティブです。具体的な戦略仮説に至るまでの論理・プロセスに納得感のある提案が、割合として増えてきていると感じました。

これは、「戦略を考え提案すること」の土台が強化されてきた証であると思います。」

――ありがとうございます。今回は約50名のエントリーがあったとのことですが、中でも印象に残った提案・プレゼンはありましたか?

高橋「特に上位2名の提案は、素直に面白いなと感じました。

1名は、ビジネスモデルのトレンドを抑えつつ今回のテーマ向けに適切にカスタマイズした内容でした。ビジネスに関する日頃からの情報収集を怠らず、きちんとアイデアの引き出しを持っているように感じられました。

もう1名は、顧客の既存事業に囚われず自由な発想を展開してきました。全体として粗削りではあったものの、私自身には無かった視点からのアプローチで、詳細を詰めていけば実際に提案できるのではないかと思える内容でした。」

――非常にレベルの高いものだったことが伺えます!全体の感想、次回のプレゼン研修への期待についてぜひお聞かせください。

高橋「ほとんどの提案に共通する大きな課題1つは「収益性に対する意識の低さ」、端的に言えば「儲かるのか」という論点の検討が欠けている事です。

事業である以上、企業は売上を立て、利益を創出しなければなりません。特に、新規事業をやるのであれば経営として相応のリスクを受け入れる必要があります。

経営判断をするのに、どのくらいの効果が見込めるかは必須の情報です。
次回のプレゼン研修では、この領域まで踏み込んだ提案がたくさん出てくることを期待しています!」

――確かに、実際に提案するのであれば非常に大切なポイントですね!高橋さん、ありがとうございました!さて、次は1位を獲得されました、志村さんにお話を伺いたいと思います!志村さん、よろしくお願いいたします。

志村 「宜しくお願いいたします!」

――まずは、今回のお題を聞いたときの心境はいかがでしたか?

志村 「はい。今回のお題は、

①「RCG」に対するM&A/ファンド事業立ち上げの提案
②「大手宅配便業社」に対する宅配事業の拡大戦略の提案
③「大手生命保険会社」に対する最新技術及びデータを活用したDX戦略の策定

と3つのテーマのうち1つを選択するものでしたが、
正直どの分野も知見が少なく自分にとってはどれも難しいテーマだと思いました。」


――そんな中でも優勝おめでとうございます!今回プレゼン研修に向けてどのような準備されましたか?また準備において苦労したことがあればぜひ教えてください。

志村 「 ②「大手宅配便業社」に対する宅配事業の拡大戦略の提案のテーマを選択いたしましたが、先程申し上げた通り、知見のない領域ですので、ある程度業界の動向やトレンドなどリサーチに時間がかかることは想定できていました。

そのため、現在の担当しているプロジェクトワークをより効率化させ、プレゼン研修のための時間を捻出することを意識しながら準備を進めてまいりました。

その中でも特に苦労したところは、戦略案の検討です。

既に該当の企業が検討をしている、人材獲得や配送自動化などを除くテーマで提案するという制約があったので、それ以外の案で新規性があり、かつ実現性もあり、さらにそれをこの企業がやる意味などを検討し、戦略を構成するのが難しく苦労いたしました。」

――制約がある中でもしっかりと深堀りして検討されたのですね。今回プレゼン研修に参加されてみて、印象に残った他の参加者のプレゼンや、今回のプレゼン研修で感じたことはありますでしょうか?

志村 「印象に残ったプレゼンは児玉さんのプレゼンです。

大手宅配便業社の宅配事業を拡大する提案だけでなく、それを実現することで社会的にも大きく貢献できる事業構想だったので、自分にはない視点で印象に残っております。

プレゼン研修を通じて感じたことは、今回の品質は最低ラインであり、よりスピード感を意識して取り組む必要があるということです。

志村「今回は1か月ほど前にテーマが発表され検討するタイムラインで個人的にはそれなりに準備時間を割くことができたと思います。ただし、実際は1週間後、短ければ2,3日後に提案などと短いタイムラインで検討しなければならない場面も多いと思いますので、そう言った短い期間でも質の高い提案ができるようによりスキルを磨いていかなければならないと感じました。」

――ありがとうございます。では最後に、今回の研修全体を通しての感想や、今後の意気込みを教えてください!

志村「今回プレゼン研修は初めての参加となりましたが、非常に有意義な研修だと感じました。

なによりも経営層に自分をアピールする絶好の機会であり、また他の参加者のプレゼンを聞くことで新たな視点を得ることができ、自分自身に足りなかったところを発見することにもつながると思いました。

現在もプロジェクトワーク以外に提案のサポートをする機会をいただいておりますが、今後は自分が主体となりクライアントに提案した内容がプロジェクトに結びつくように、さらに日々努力していきたいと考えております。」

志村さん

志村さん

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改めて、今回は研修設計者の高橋さんと参加者の志村さんにインタビューにお答えいただきました。ありがとうございました。

さて、次回は第3回「大手生命保険会社に対する最新技術及びデータを活用したDX戦略の策定」チームのプレゼン研修の様子をご紹介します。

次回記事もぜひご覧ください!


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