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プロジェクト紹介 Vol.140:DX人材のタレントマネジメント

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。

今回は、当社が現在ご支援させていただいている、大手SI企業様に向けた「DX人材のタレントマネジメント」についてご紹介させて頂きます。


DX人材のタレントマネジメント

■プロジェクトの背景

このプロジェクトが始まったきっかけは、クライアントの部長から「DX人材がなかなか採用・育成できない」、「せっかく採用・育成できても、他社に流出してしまって定着しない」という課題のご相談を頂いたことでした。


■クライアントの課題に対してどういう想いを感じたか?

お声がけ頂いた部長とは、3年前からのお付き合いでした。
これまでに「大企業がディスラプトをおこすにはどうすればよいか?」や「2030年の小売業はどうあるべきか?」などのテーマで協働させて頂いていました。

そして、今回は「DX人材のタレントマネジメント」という今後の組織の競争力を養っていく上で極めて重要なテーマでご相談を頂きました。
そのお話を伺うにつれ、頼りにして頂いていることを嬉しく思うと同時に、全力で課題に向き合って成果に繋げなければと、気持ちの引き締まる想いでした。

■RISEのアプローチ

クライアントが抱える中途採用・育成のノウハウ不足や、高い離職率という課題を、ヒアリングを通して深掘りしていくと、成長させたい事業に必要な「DX人材の要件定義ができていない」という根本的な原因に行きつきました。

近年のビジネスシーンでは「DX」という言葉がよく使われますが、「DXによって何を実現したいのか?」「そのために必要な人材の要件は何か?」が明確に定義されていないケースが非常に多いです。

そのため、採用・育成・リテンションなどの施策を検討する前段階として、「DX人材の要件定義」に取り組む必要性を提言させて頂きました。

例えば、一般に「DX人材の採用難易度が高い」と言われますが、DXによって実現したいことを分解していくと、特殊なスキルが必要なのは一部だけで、その他は既存社員のスキルで対応できることもあります。

DX全ての業務に対応できる人材を獲得することは確かに難しいですが、まずは業務を分解し、どこに課題があるのかを丁寧に検討しました。そして、各業務の課題解決のために必要な人材を分けて定義していきました。

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その上で、次の3STEPのアプローチでプロジェクトを推進することにしました。


①DX人材の要件定義、人材ポートフォリオ精査

部門の事業計画を実現するために、どんな人材が、いつまでに、何人必要かを精査し、To-Be人材ポートフォリオを策定

➁採用・リテンション施策検討

To-Be人材ポートフォリオを実現するための要員計画・採用計画を作成し、採用・リテンションに対して即効性のある施策を検討

➂アクションプラン作成

検討した施策を確度高く実行していくため、アクションプランを作成


■何が大変だったか?そのときどういう想いで働いていたか?

最も大変だったのは、「①DX人材の要件定義、人材ポートフォリオ精査」のフェーズでした。

このフェーズの難しさは、クライアントの既存業務を遂行するために必要な人数をただ計算するのではなく、「その組織は何のために存在するのか?」「どんな価値を提供するのか?」という根本的な部分にまで立ち返る必要がある点です。

クライアントの組織を深く理解しなければならないため、ヒアリングや資料の読み込みを通して仮説を立て、検証する、というサイクルを繰り返し、人材要件・To-Be人材ポートフォリオを策定することができました。

こうしたタレントマネジメントの本質に迫る部分は、難易度が高く困難を伴います。

しかし一方で、クライアントと真剣に向き合うことを通して「自分がプロジェクトを担当するからこその価値」を出すことのできる部分でもあります。
当社は定型化されたソリューションを提供するのではなく、「Scopeless」にクライアントが本当に必要とするものを届けることに重点を置いています。そうした姿勢を大切にするからこそ味わえる、貴重な経験ができたと感じています。

■プロジェクト成果

先に述べたアプローチを通して、人材要件・To-Be人材ポートフォリオを策定し、社内外の関係者(直近の中途入社者、過去3年間の離職者、人材エージェント等)へのインタビューを踏まえ、採用・リテンション施策のアクションプランを作成することができました。

中でもRISEらしい成果は、最適な人材エージェントを探索し、新規契約へと繋げた点です。

既存の人材エージェントの得意領域が主要な採用ターゲットである人材要件とフィットしないことから、当社にて新たな人材エージェントとのディスカッションの場をセッティングし、採用体制の強化をご支援させて頂きました。

こうした、報告書ではなく、実行支援を通じた“真の成果”を成果物として納品する「More Than Reports」の姿勢がRISEらしさだと感じます。

■プロジェクトを終えて、自身の感情にどのような変化があったか?

プロジェクトが進むにつれて、クライアントと同じ目的を目指して一丸となり、「One Team」になることができました。

プロジェクトを終えた際に、一緒にプロジェクトに取り組んだクライアントのメンバーの方から、「今後もまた違う形でご一緒できればと思っております」というメッセージを頂き、非常に嬉しく思いました。

今回のプロジェクトで取り組んだ、「DX人材のタレントマネジメント」に関する課題は、多くの企業に共通するものだと思います。改めて、今後もクライアントのために知恵を絞り、よりよい未来を創るために、全力を尽くしたいという使命感を抱いています。

お読み頂いた方々の中で、もし「DX人材のタレントマネジメント」に課題を感じることがありましたら、是非一度、RISEにお問い合わせ頂ければと思います。

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