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プロジェクト紹介Vol.122:IT企業への販管費削減による経営改革支援

ライズ・コンサルティング・グループが現在進行形で手掛けさせて頂いているプロジェクトをご紹介致します。

<IT企業の販管費削減による経営改革支援>

■ご支援の背景
クライアントは、更なる成長を実現するには、顧客満足度をさらに高めることが必要な状況でした。特に、顧客満足度を向上するには、売上高販管費を削減し、価格競争力を向上する必要がありました。
クライアントの組織構造上、バックオフィスが拠点分散しているため、全体として過剰な管理業務要員数を抱えておりました。

加えて、クライアントの売上高は事業部門の有償稼働率に大きく依存するビジネスモデルですが、この有償稼働率についても改善の余地が残っている状況でした。従前より売上高販管費率改善に係る様々な取り組みを続けてきましたが、十分な効果を獲得するに至らず、これまでとは一線を画した全社横断的な経営改革PJの立ち上げを検討され、その支援パートナーとして当社にお声掛け頂きました。

■ご支援内容
当社は、本プロジェクトにおいて、売上高販管費率の改善を実現するためのグランドデザインを描き、そこから具体的な実行計画を策定するフェーズのご支援をさせていただいております。

実行計画策定に至るまでの取り組みについて、販管費削減(バックオフィス改革)・売上高向上(事業部門改革)それぞれの観点から簡単にご紹介します。

▶▶販管費削減(バックオフィス改革)
クライアントは、これまでにも何度か販管費削減のためのプロジェクトを立ち上げ改革に取り組んできましたが、いずれも大きな効果を獲得出来ておりませんでした。当社は、それら過去プロジェクトを分析し、BPRでは王道的な手法とされる「現状の課題を特定し解決を図る」というアプローチに原因があると分析しました。そこで当社は、昨今のバックオフィス業務の急速なコモディティ化、クラウドサービス化に鑑み、あえて現状業務を深堀せず、主要なSaaSソリューションからバックオフィス業務プロセスを再定義するアプローチをご提案しました。さらに、SaaSソリューションを実際の業務で利用する他社事例を元に、バックオフィスに必要な人員数を算出し、約50%のバックオフィス人員の再配置案を実行計画に落とし込みました。
▶▶売上高向上(事業部門改革)
売上高を向上させる機会の一つとして、事業部門の有償稼働率の改善を検討しました。目標稼働率と比べると現状の稼働率が低いのですが、クライアントはその原因を特定できていませんでした。そこで、当社はクライアントが日々の勤怠を細かく入力しているという点に着目し、労務データから原因を探るアプローチをとりました。当該データを分析したところ、ほとんどの事業部門社員が年間を通して平均4~5つの案件を抱えていました。結果、稼働率が80~90%等100%になりきらない方が多いこと、マルチタスクで大きな管理工数が発生していたことが、有償稼働率が低い原因であると判明しました。

この結果を踏まえ、当社は「案件のバルク化」および「管理工数軽減」のための施策を実行計画に落とし込みました。

当社は、クライアントの課題を解決するために、いい意味で手段を選ばず既存の枠組みにも囚われない支援を行うことのできるコンサルファームです。これまで、色々な企業に相談・支援をしたが十分な成果を得られなかったといったご経験・お悩みをお持ちの方は、是非当社にご相談ください。

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