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今の実力はどれくらい?RISEの「プレゼン研修」をご紹介④【エンジェル投資家に対する教育事業の提案】

こんにちは!ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
今回は、2022年第2回の「プレゼン研修」から、テーマ④について、テーマ設定者と研修で1位を獲得した方のインタビューをお届けします。 

プレゼン研修は、社内でコンサルタントを対象に年2回行っており、コンサルタントの提案力を強化を目的とした極めて実践的な研修です。
実際のクライアントを想定してプレゼンを行い、論点設計スキル、仮説思考スキル、わかりやすく資料を作成するスキル・質疑応答を含めたプレゼンテーションスキルなどが評価されます。

2022年の第2回は、5つのテーマで研修が行われ、テーマ④は「エンジェル投資家に対する、教育事業の提案」でした。

■テーマ設計者インタビュー

まずは、本テーマの設計者である常務執行役員・パートナーの甲斐さんにお話を伺いました。 

Q1. なぜ今回「エンジェル投資家に対する、教育事業の提案」をテーマとして設定したのでしょうか?どのような意図があったか教えてください。

プレゼン研修は、当社のコンサルタントに「論点思考力」「仮説思考力」「分かりやすく・説得力のある説明力」を身に着けてもらうために行っています。私たちは普段、様々なタイプのプロジェクトに従事していますが、これらはどんな形のコンサルティングにも求められる力です。今回は、それらを総合的に試されるお題として、あえて広い(言い換えればざっくりとした)テーマを設定しました。
コンサルタントであれば、社会や業界全体のことを捉え、それを踏まえた新規/既存事業について検討する機会に必ず直面しますし、その際に対応できる力を磨いてほしいと考えたためです。

また同時に、提案の要件として以下の項目を設定しました。

  • 日本の教育課題の全体像をフレームワークを用いて把握すること

  • その中からクライテリアを設定して取り組む課題を選ぶこと

  • 誰のどんな課題に対してどのようなソリューションを提供するのか提示すること

  • そのソリューションの競合優位性を示すこと

  • どうマネタイズするのかを示し、売上・利益をシミュレーションすること

これらは、広いテーマに対して事業を考える時の型とも言えるものですので、参加者の皆さんにぜひ経験して欲しいと考えました。 

Q2. 今回のプレゼン研修参加者の発表を聞いてみてどう思いましたか?

今回は提案要件を示していたこともあり、大半の参加者はその型に沿って提案内容を組み立てていました。そのため、分かりやすくストーリーの整った発表をした方が多く、その点は良かったなと思っています。是非、今後もこの型を繰り返し使い、身に着けていって欲しいです。

ただし、分かりやすいだけの提案では不十分です。加えて、内容が面白く「実行できるかもしれない」と思ってもらう必要があります。聞き手が「なるほど!」「へぇ!」と思う提案、ということですね。
その点では、提案した事業の新規性、面白さ、魅力、実現性といった部分について、「これは面白い!」と思えるものを提案できた人は数多くありませんでした。

面白い提案をするにはセンスやコツ、経験といったものが必要なので、これから磨いていってください。一方、分かりやすく納得性のあるプレゼンは上記の型を自分のものにすれば出来るので、まずはそちらを身に着けてほしいですね。

 Q3. 今後社内のコンサルタントの皆さんに期待したいことは何ですか?

スキルを習得する際の段階として「守破離」という言葉があります。一朝一夕に優れたスキルは身につきません。まずは「守」の段階できちんと型を自分のものにすることを大事にしてほしいと思います。その後、「破」で試行錯誤し、「離」で自分流を身に着けるといった段階に進んで欲しいと思っています。

面白い提案にコツはありますが、より重要なのは累積思考量だと思っています。なぜこのような状況になっているのか?どうすれば良くなるのか?などを考え続けることが重要です。
型を身に着ければ考えることが効率的になり、考えていることを分かりやすく伝えることができるようになります。累積思考量が積みあがれば面白いことが言えるようになります。引き続き考えることを止めず努力を積み重ねていって欲しいと思っています。


■1位獲得者インタビュー

続いて、本テーマで1位を獲得したシニアコンサルタントの長谷川さんにお話を伺いました。

Q1. テーマの内容を聞いたときに抱いた率直な感想を教えてください。

私は今回の研修で「保育園向けBaby Tech、Ed Techのサブスク」事業を提案したのですが、前々から考えていた内容だったためぴったりのテーマだなと思いました。

Q2. プレゼン研修当日に向けてどのような準備を行いましたか?

これまでに考えていた内容は、こんなサービスがあれば受け入れられそうだとか、マネタイズできそうという程度のものだったので、「なぜこの事業が必要なのか」というストーリーを考えるのが一番の課題でした。
前回のプレゼン研修では、提案内容における事業の必要性を評価者に納得してもらうことができませんでした。

私自身、プレゼンにおける肝は「クライアントが違和感を持たないようにすること」だと思っています。
そのためには、適切な論点設定が必要になるので「なぜ」を繰り返して課題を深堀っていきます。ここが浅いとストーリーが飛躍するため、違和感が生じます。違和感のある提案では絶対に高い評価は出ないので、この部分に一番時間をかけて準備をしました。

Q3. 他の参加者による発表を見て、印象に残ったプレゼンや学びになったことがあれば教えてください。

金融関連のプロジェクトに専門性の高いメンバーがおり、同じテーマを選んでいたのですが、彼は今回「教育×金融」をテーマに提案し高い評価を得ていました。彼のように自身の専門性が養われてくると、「〇〇×専門領域」をテーマに提案するようなスキームができそうだなという気づきがありました。

Q4. 最後に、今回の研修を振り返って一言と、次回の研修に向けて意気込みをお願いします。

次回も1位を取るためには、他のプレゼンターより面白くワクワクするような提案をしなければなりません。コンスタントに面白い提案をし続けるために、私も「〇〇×専門領域」をテーマとした提案方法をスキームにできるよう、普段のデリバリーから専門性を磨いていきたいと思います。


甲斐さん、長谷川さんありがとうございました!

RISEでは、プレゼン研修のほかにも職位に応じて定期的な研修を行っており、日々成長の機会を多数設けています。
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