プロジェクト紹介 Vol.155:大手建設会社様に向けた「新規事業立ち上げ・推進」支援
こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
今回は、弊社がご支援させていただいた、大手建設会社様に向けた「新規事業立ち上げ・推進支援」についてご紹介させていただきます。
■ プロジェクトの背景
クライアントである大手建設会社様は、既存事業とは異なる事業モデルを新たに創出するべく、AIやIoTを活用した様々なソリューションサービスの展開を検討・実行されていました。
同社におけるこの取り組みは、過去に弊社がご支援させていただいた実績があり、事業立ち上げをサポートするパートナーとして、再びお声掛けいただきました。
複数のサービス展開を検討されている中で、すでにリリース済みのサービスと今後リリース予定のサービスがあり、今回はそれぞれのフェーズに応じたご支援をさせていただきました。
■ クライアントの課題に対して、どういう想いを感じたか?
最初にお話を伺ったときは、新規事業を形にする上で、かならず向き合わなければいけない生の課題をお任せいただいたと感じました。
すでにリリース済みのサービスについては、実際にサービスを立ち上げたからこそ見えてきた課題や、今後拡大していくために今まさに直面しているリアルな課題に対し、当初考えていた事業計画レベルでの軌道修正が求められていました。今後円滑にサービスを拡大していくために、ターゲット・営業戦略の詳細化や、それを実現するための人員体制の構築、実際の営業シーンで必要な営業資料などをご支援させていただきました。
一方で、今後リリース予定のサービスについては、他社の動向や、クライアントが現在進めていらっしゃる実証の状況も考慮しつつ、サービスリリースするにあたり、誰に、何を、どのように提供することで売り上げを創出し、その後の展開に繋げるかをより具体的に検討することが求められていました。ターゲットの具体化やアプローチ方法、ビジネスモデルの変更を含む事業戦略の検討をご支援させていただきました。
どちらのフェーズのサービスに関しても、弊社の強みである、クライアントの現状に応じた柔軟かつ高い実効性が求められるご支援をさせていただけることを、嬉しく思いました。
また、一つのPJの中で、戦略の検討~実行まで、異なるフェーズにあるサービスを同時に並行してご支援させていただけるケースは、弊社の中でも珍しいので、その点でも魅力を感じました。
■ 今回のご支援におけるRISEの役割
今回のプロジェクトにおいて、弊社は、主に以下5つのご支援をさせていただきました。
最終的には、クライアントがお持ちの既存の事業計画書をアップデートするかたちでお納めいたしました。
1.ターゲット検討・見直し
2.収支計画の策定・見直し
3.業務手順書の見直し
4.ビジネスモデルの検討
5.事業化に向けたリスク検討
1つ目の「ターゲット検討・見直し」では、想定しうるターゲットの中から、収益性や自社既存事業とのシナジー等の観点で優先順位付けを行い、有望なセグメントを検討しました。
2つ目の「収支計画の見直し」では、ターゲット見直しに伴い、既存の事業計画の変数を見直し、再度収益計算を行いました。
3つ目の「業務手順書の見直し」では、ターゲットの見直しに伴い、業務手順書をより具体化・詳細化し、実業務の推進をサポートしました。
4つ目の「ビジネスモデルの検討」は、市場・競合環境の調査・分析から事業機会の検討・仮説構築を行い、新しい事業モデルをご提案しました。
5つ目の「事業化に向けたリスク検討」では、事業実現までのステップごとに、他社事例を踏まえてリスクを洗い出し、その対策を検討しました。
■ 何が大変だったか?その時、どのように乗り越えたのか?
プロジェクトを通して、難しかった点は大きく2点あります。
1点目は「クライアントの課題を正確にとらえること」、2点目は「既存の事業計画を踏まえて検討を進めること」です。
今回、複数のサービスの立ち上げをご支援させていただきましたが、サービスごとにフェーズが異なるため、各ご担当者様がお持ちの課題も多様だったため、具体的にどのようなご支援が求められているかを正確に把握する必要がありました。ご多忙なご担当者様との限られたコミュニケーション機会の中で、仮説ベースでのディスカッションやヒアリングを行うことで、抱えていらっしゃる課題を早期に引き出し、ご支援内容の具体化やアウトプットイメージのすり合わせを行いました。
また、事業計画のアップデートを行うにあたり、まずは既存の事業計画の内容と現状の課題の関係性を正しく理解した上で、今回のご支援を通じて、事業計画のどの部分を、どのようにアップデートすべきかのあたり付けを早期に行う必要がありました。本件は、過去に弊社がご支援させていただいたことがあったため、当時の担当メンバーとも協力しつつ、検討を進めることで、早期に既存の事業計画の理解を深め、効率的に今回の課題の検討を進めることができました。
■ プロジェクトの成果
1か月という短いプロジェクトでしたが、ご支援をさせていただいたそれぞれのサービスで、現状の課題を踏まえた具体的で実効性のある検討が出来ました。ビジネスモデルの変革、DX変革の波が迫っている建設業界に対しても、今後の事業成功に向けた貢献ができたのではないかと考えております。
ライズ・コンサルティング・グループではProduce Nextの理念のもと、様々な業界・テーマにおける未来を見据えた戦略策定・実行支援を積極的に進めております。
Hands-on・Scopelessなアプローチで、クライアントとOne teamになり、確実な成果創出に貢献する実行支援を進めておりますので、もしお困りの方はぜひ一度お声がけいただけると幸いです。
インスタグラムでも情報発信中です。併せてご確認ください!