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プロジェクト紹介 Vol.136:日系メーカー企業様へのバリューアップ支援

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。

今回は当社がご支援させて頂いております「日系メーカー企業様へのバリューアップ支援」についてご紹介します。

日系メーカー企業様へのバリューアップ支援


■プロジェクトの背景

クライアント企業様は国内外に展開する日系メーカーであり、PEファンドからの出資を受け今後更なる成長に向けて本格的な取り組みを始めようとされています。

成長に向けた計画を立てる中、売上成長に向けた施策を積極的に展開することに加え、業績管理、IT領域、人事領域など経営管理基盤を更に高度化することとなり、それらを幅広く推進する上で、ライズとしてご支援の機会をいただきました。

■クライアントの課題に対して感じた想い

“今後の成長に向けて広範にご支援していきたい”という点がプロジェクト当初に感じたことです。

ライズが参画した時点では、全社的に幅広く施策を検討するフェーズを終え、それぞれをより詳細に検討し、施策を詳細化、実行に移していくことが求められました。

社内の方々を中心にそれらを同時進行的に進める中で、どの領域のご支援から取り掛かかるのが良いかが最初に考えるべきことでした。検討の結果、成長に向けて社内外のコミュニケーションをより活性化させる基盤としてのITと、社員数を拡充していく観点から採用・人事を重要な領域の一つと捉え、ご支援させて頂くこととなりました。

様々な施策の候補が挙げられている中で、優先順位をつけつつも一つ一つ着実に進めていく必要があり、クライアント企業の方々と密接に連携していく必要性を強く感じました。

■RISEのアプローチ

まずはクライアント企業様に常駐させて頂き、日々綿密にコミュニケーションできる体制を取った上で以下のアプローチを採用しました。

 ① 対応すべき施策幅出しの観点設定

本プロジェクトでは、売上成長を実現する基盤を整備しつつ、管理体制も高度化するという観点で施策を幅出していきました。例えばIT領域では、”収益部門の成長”、”管理部門の効率化”、”管理体制整備”,”セキュリティの強化”,”BCPの整備”の5つの観点を設定しました。

 ② ヒアリングによる施策の詳細化

より具体的な施策を効率的に洗い出すため、まず経営陣を中心にヒアリングをさせていただき、広く対応すべき事項を拾い上げ、重点的に検討すべきものについては現場の方に話を聞きに行くことで、スピード感を持ちながら深いレベルまで施策を詳細化していきました。

 ③ 施策の決定・計画策定

効果の大きさや、実現難易度を踏まえ、幅出しした施策から優先的に実施すべきものを決定していきました。計画時には、少しでも早くクライアントに改善を実感いただくために、改善までのスピードが速い施策(プロジェクトでは”クイックヒット施策”と呼んでいます)から順に着手するよう計画に落とし込んでいきました。

上記は一般的な進め方だとは思いますが、より実効性の高い施策を着実に詳細化し実行に落とし込んでいくためにもクライアント企業様と日々多くのコミュニケーションを持つことが重要であり、その観点で常駐させて頂いていることは大変ありがたい状況でした。

■大変だったこと、その時に感じた想い

大変だと感じたことは大きく2つあります。

1つは「スピード感」です。

プロジェクト前半は特にスピード感が求められており、毎週の定例で一定の成果を出していく必要がありました。その結果、2,3週目には概ねヒアリングを終え、対応すべき施策詳細と方針をご提示しました。整理する情報の多さもあり当初は大変でしたが、

”今をやり切ることでスピード感を持って方向性が見えてきてプロジェクト推進の原動力になる”

と思い、乗り切っていきました。

もう1つは「情報の集約、整理」です。

IT領域や採用、人事領域は全社に影響を与える分野であり、そのため、対応すべき施策の全体像をとらえるためのヒアリング対象を広く持つ必要がありました。その上で個々の部門で必要な施策の捉え方についても様々なご意見があり、必然的にヒアリングや情報整理の労力・難易度があがりましたが、全体像を把握することが、真に効果のある施策につながると思い、整理を進めていきました。

■プロジェクト成果はいかに

約一ヶ月で、今後の人事・IT領域の進めるべき施策の方向性を示させて頂きました。クイックヒット施策については同時並行で実行フェーズへと動き出しています。

取り組みの中で、人事・IT領域だけでなく業績管理など別分野にもご支援範囲を広げさせて頂いており、ライズらしいScopelessのご支援ができているのではないかと感じております。

■自身の感情への変化

当初は幅広い施策が想定され、優先順位を付けていく必要がありましたが、日々クライアント様と顔をあわせプロジェクトを進めることで、社員の皆様との協力関係も円滑に構築でき、加速度的に実施すべきことが見えてきました。そのような意味で、

Hands-on Styleというライズ独自の支援の在り方の有効性

を改めて実感しています。


今後、実行のフェーズに軸足を移していくことになりますが、その際にもHands-on Styleの強みを生かし、プロジェクトを推進していきます。

■最後に

ライズは今後ファンド事業を展開すべく準備を進めておりますが、そのためにも本案件のようなPEファンド出資先のご支援を通じてバリューアップの経験値を積んでおります

バリューアップは成長戦略からオペレーション改善、経営基盤・制度高度化等対応すべき領域が幅広く、かつスピード感を持って計画と実行を行っていくこととなります。

コンサルタントとしても高い総合力を求められ、知見・スキルを大きく向上することができるとともに、ライズの「Hands-on Style」や「Scopeless」、「報告書作成に拘らず物事を前に進めることに集中する」などの強みが存分に活きる領域です。

ライズとしても今後このようなバリューアップのご支援を拡充していきたいと考えています。


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