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今の実力はどれくらい?RISEの「プレゼン研修」をご紹介③【全社変革プロジェクトの立上げ支援】

こんにちは!ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
今回は、2022年第2回の「プレゼン研修」から、テーマ③について、テーマ設定者と研修で1位を獲得した方のインタビューをお届けします。

■プレゼン研修とは

プレゼン研修は、社内でコンサルタントを対象に年2回行っており、コンサルタントの提案力を強化を目的とした極めて実践的な研修です。
実際のクライアントを想定してプレゼンを行い、論点設計スキル、仮説思考スキル、わかりやすく資料を作成するスキル・質疑応答を含めたプレゼンテーションスキルなどが評価されます。

2022年の第2回は、5つのテーマで研修が行われ、テーマ③は「大手エネルギー会社に対する、全社変革プロジェクトの立上げ支援」でした。

■テーマ設計者インタビュー

まずは、本テーマの設計者であるパートナーの赤坂さんにお話を伺いました。

Q1. 今回のテーマを設定した理由と、評価ポイントについて教えてください。

今回は、SXプラクティスが扱う全社変革やDXにESG経営の観点も踏まえたテーマを設定しました。クライアント企業から「経営層によるトップダウンの全社改革プロジェクトを立上げるため、ストーリーと段取りを設計して欲しい」と依頼を受けた想定です。

過去のプレゼン研修でも、全社変革や業務改革に関するテーマはありました。一方、経営層をどう巻き込んでプロジェクトを立ち上げるのか、という観点のテーマは少なかったように思います。特に、ハンズオンスタイルで進めるプロジェクトでは経営層や部門長、他部門の方々を巻き込んでいく動きが求められる場面が数多くあり、この点を意識して取り組んでもらいたいとの思いから本テーマを設定しました。

評価ポイントは、経営層の視点で全社変革プロジェクトの必要性を捉え、それがストーリーに反映できているかです。

Q2. 実際にプレゼン研修を聞いてみて、どのような印象を持たれましたか。

今回は、要件に沿って「経営者を巻き込むストーリー」(主にWhy)を提案できた方と、「全社変革プロジェクトの立上げ」(主にHow)を提案して要件から外れてしまった方とで2分されました。実は提案要件に全社改革プロジェクトの設計をしたくなるような要素を意図的にちりばめていたので、後者の提案をした方は、恐らくここに引っ張られたのではないかなと思います。

また、全社の提案をしていても「このストーリーや情報で経営者を動かすのは相当厳しい」と感じるものが多くありました。結果的に、評価のポイントである「経営層の視点」で本テーマを捉えていた方はあまりおらず、この点は少し残念でした。

Q3. 特に印象深かったプレゼンや、高く評価したプレゼンはありましたか。

1位になった岸本さんの提案は、経営層が抱えているだろう課題を起点に、外部環境も踏まえて全社変革の必要性を訴えるもので、きれいなストーリーでした。
2位となった奥野さんの提案は、外部環境も踏まえてESG経営によりフォーカスをあてており、メッセージに一貫性を感じる提案でした。
3位の佐藤(慎)さんの提案は2位と拮抗しており、社内外の状況から全社改革の必要性とKSFを提示する提案でした。
いずれの提案も、「経営者の視点」を意識出来ていた点が高い評価につながりました。

Q4. 今回の総評と、次回のプレゼン研修に向けて、参加者に期待することを教えてください。

プレゼン研修の参加者は原則シニアコンサルタント以下ですので、「経営者の視点」を意識した提案を求めるのは難しいのではと考えたこともありましたが、上位者の提案を見る限り心配無用でした。
一方、「経営者の視点」が十分に考え抜かれていたかというと、まだまだ一般論に終始しており、狭く浅い印象を受けました。
次回に向けてはまず、きちんと要件を押さえたうえで、オリジナル要素を磨いた提案作成を意識してほしいです。
プレゼン研修はレースなので、これによって他の参加者との差別化を念頭に置いて取り組んでください。


■1位獲得者インタビュー

続いて、本テーマで1位を獲得したシニアコンサルタントの岸本さんにお話を伺いました。

Q1. テーマの内容を聞いたときに抱いた率直な感想を教えてください。

私は普段、PMOとしてプロジェクト運営管理を進めているのですが、管理系タスクのほかに課題解消系のタスクも対応しています。その中では、課題解消に向けた論点の整理、解消に向けた対応策の検討、協力を仰がなければならない部署・担当者の整理や討議などを実施しています。
他のテーマが新しい何かを構築し提案する必要があるのと比べ、本テーマは普段のプロジェクトワークと親和性が高いと感じ、選択することを決めました。

Q2. プレゼン研修当日に向けてどのような準備を行いましたか?

大きく分けて以下の4点に取り組みました。

①   提案依頼書の読み込み
②   論点設定
③   ストーリー組み立て
④   各論点の検討

中でも、クライアントの求めるもの(=今回の大論点)を理解するため、①に最も時間を費やしました。
…というのも、これまでのプレゼン研修では、提案依頼書に関する私の理解が乏しく、クライアントの要望からズレた提案を行い、低得点となっていました。そのため、今回は何度も提案依頼書を反芻したうえで、クライアントが本テーマを要望している理由を市場概況や中計を踏まえて想像するところまで行いました。

Q3. 他の参加者による発表を見て、印象に残ったプレゼンや学びになったことがあれば教えてください。

皆さんの変革案の視点がとてもユニークで、本研修の評価観点でもある“仮説の新規性”を感じました。私の提案は変革案の内容があまり整理できておらず、普遍的な内容に留まっていたように感じるので、型にはまったものだけではなく、自由な発想が必要だと学びました。

Q4.最後に、今回の研修を振り返って一言と、今後に向けて意気込みをお願いします。

今回の研修では普段のプロジェクトワークの成果が少しでも発揮できたかなと感じています。
ただ、先にも触れたように、新規性が乏しい内容だったので、ある程度自由な発想を持って柔軟に提案内容を思考できるように、普段からチャレンジしていきたいです。


赤坂さん、岸本さん、ありがとうございました!

RISEでは、プレゼン研修のほかにも職位に応じて定期的な研修を行っており、日々成長の機会を多数設けています。
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