2020年度第2回プレゼン研修の様子をご紹介します!
こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
本日は先日行われましたプレゼン研修の様子をご紹介します。
プレゼン研修は、実際のクライアントを想定し、コンサルタントとして提案力を鍛えることを目的とした研修です。思考スキル・資料作成スキル・質疑応答を含めたプレゼンテーションスキルの向上のため、年2回実施されます。マネージャーになるための登龍門として、アナリストからシニアコンサルタントが対象です。
研修の様子について、研修設計者・評価者の進藤さん、そして役職ごとの評価においてそれぞれ1位の評価を受けられました、シニアコンサルタントの児玉さん、アナリストの池田さんにインタビューをしてきました!
まずは研修設計者の進藤さんから、研修の概要等についてお話を伺いたいと思います。
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――進藤さん、どうぞよろしくお願い致します。まず、今回のプレゼン研修のテーマと評価のポイントについて教えて頂けますでしょうか?
進藤「よろしくお願いします。
今回のテーマは、当社における「IPOに向けた企業価値最大化のための提案」というお題でした。従来は戦略コース、業務・ITコースに分けて実施していましたが、今回は特別に全員共通のテーマでの実施となりました。
評価のポイントについても見直しをしており、内容が興味深いか(仮説の新規性や実現可能性など)のウェイトをかなり大きくしました。また、実際の提案時にノックアウト条件となる、RFPの要求事項を満たしているか、という点も重視して評価を行いました。」
――ありがとうございます。今回のテーマが当社に向けた提案となった背景について教えて頂けますか?
進藤「そうですね、まず当社が現在IPOに向けて準備を進めている中、経営陣が考えているエクイティストーリーに加え、社内からも企業価値を高めるためのアイデアをオープンに募りたいと考えていたことが背景となります。
中堅以上の社員はCEO会議などの場で会社への提言機会が多く設けられていますが、若手社員からの声ももっと拾い上げたいと思っていましたので、そのような社員の声を拾う場としてプレゼン研修を活用したいと思い、今回のテーマとさせていただきました。」
――とても良い取り組みだったと思います。進藤さんが評価された中で、印象に残った提案・プレゼンはありましたか?
進藤「企業価値最大化というお題を受け、売上・利益を伸ばすことを提案するプレゼンが多い中、投資家の評価を高めることで同じ売上・利益でも企業価値が大きく変えることができる、という発想に基づいた提案については非常に面白いと感じました。X%の売上・利益増というのではなく、X倍の企業価値増という説明がとても納得感のあるものでしたので、コンサルに支援をお願いする価値を感じさせる提案だったと思います。」
――全体の感想、次回のプレゼン研修への期待についてお聞かせください!
進藤「私は今回初めてプレゼン研修に評価者として参加しましたが、資料構成、プレゼンともに非常に高いレベルであることに驚きました。実際に、プレゼン研修で提案をされた複数の内容について、今後のアクションプランに取り入れていく動きもすでに始まっています。
次回に向けては、提案に対する熱意と、相手を説得できるストーリーを期待しています。各ページや資料全体で書いていることのロジック通っていて間違っていなくても、クライアントに「この人と一緒にやりたい!」と思ってもらえないと意味がないので、研修ではありますが、相手を前のめりにさせるぞ!という気概で臨んでもらえればと思います。」
――進藤さん、ありがとうございました!続いて、職位毎の部門においてそれぞれ1位を獲得されました、シニアコンサルタントの児玉さん、アナリストの池田さんにお話しを伺いたいと思います! まず、今回のお題を聞いたとき、どのような心境でしたか?
児玉「よろしくお願いします。
通例のプレゼン研修では、他の事業会社をクライアントとしたテーマが出題されますが、今回のプレゼン研修では自社のライズをクライアントとしたテーマで非常に新鮮でした。自社の経営について、当事者としてじっくりと考えることができる良い機会になったと思います。日々コンサルティング業務に追われていると、中々自社のことについて考える余裕がないので、今回のお題は自社の経営に対する当事者意識の醸成やモチベーションアップに繋がりました。」
池田「まず率直に難しそうなお題だなと思いました。そう思った理由は大きく2点あって、まず1点目は、コンサルティングビジネスというすでに形が確立されたものを扱うお題であったため、サービスやプロダクトに頼った提案ができないということ。ある種すごく地味な提案になってしまうんじゃないかと思いました。(し、実際そうなりました、、、)
そして2点目は、自社についてのお題であったため、評価者それぞれも自身の強い考えを持っているだろうということ。実際の提案場面ではそうなのだと思いますが、いかに評価者の考え方と一致するかということが、いつも以上にポイントになるのだろうと感じました。」
――ありがとうございます。普段のコンサルティング業務をしていると、自社の経営について深く考える機会は中々ないかと思いますので、非常に良い機会だったのではないでしょうか。お題が発表されてからは、プレゼンに向けてどのような準備されましたか?
児玉「今回のお題は「ライズの企業価値の最大化」というもので、多様な施策を検討する余地がありましたが、最も効果的な施策を提案するため、課題を明確に定義することを心がけました。企業価値という言葉は多様に解釈することができるので、まず企業価値とは何か?という点を明確にすることから行いました。
その上で企業価値を最大化するためには、会社のどのような点を改善すべきか、きちんとポイントを絞り込み施策を検討しました。特に意識したのは、総花的な施策ではなく、具体性を持ち実現可能性の高い明確な施策を提案することです。私自身の提案を本当にライズの施策として実行するということを目指し、提案のイメージアップを可能な限り行いました。」
――今後の動きをイメージする上では、すぐに実行に移せそうかそうでないかは非常に大切な要素となりますよね。池田さんはライズに入社されて2度目のプレゼン研修だったかと思いますが、準備はどのように進められましたか?
池田「お題を聞いた後、まずはやることの整理と大まかなスケジュール立てを行いました。1週間前までには内容を仕上げて、そこからパワポ作成~のような感じで進めました。夏休みの宿題は31日に慌ててやるタイプだったのですが(笑)折角の経営層から直接評価をいただける場なので、計画的に取り組みいいものを作りたいなと思いました。(結局プレ研前夜に出来上がったものに納得がいかず、徹夜で作成しなおしになったのですが、、、笑)
そのあとは、プレリサーチ→仮説構築→本リサーチ+肉付け→スライド作成という感じで進めていきました。」
――ありがとうございます。評価者からのフィードバックで印象に残っていることがあれば、教えて頂けますでしょうか?
児玉「「伝えたいポイントを明確にする」というフィードバックが印象に残っております。資料内の情報で最も伝えたい内容を明確にし、プレゼンテーションを行うということができなかったことが今回の反省点です。資料全体のストーリーとの整合性を意識した情報の取捨選択、資料を客観的に見た上での視認性の向上といった点が課題だと考えています。「誰にでも分かりやすく説明する」というのはコンサルタントにとって重要な命題だと思いますので、今後のコンサルティング業務においても特に意識し、磨き上げていきたいと思います!」
児玉さん、おめでとうございます!
池田「評価者のおふたりから、スライドの分かりやすさについて褒めていただけたのはうれしかったです。スライドの作成スキルについては、自分自身とても自信を持っており、さらに伸ばしていきたい部分だと思っているため、評価していただけたことでより自信につながりました!
一方で、仮説の新規性や面白さの部分については、イマイチだとの評価を頂いてしまいました。前回も同様のお話を頂きましたし、そういった部分は聞き手に興味をひかせるという意味でもとても重要だと思うので、これからより意識していきたいと思います!」
池田さんも、おめでとうございます!
――これからの活躍も期待しています!最後に、今回の研修全体を通しての感想や今後の意気込みを教えてください。
児玉「年に2回のプレゼン研修ですが、自分自身の能力の成長を経営層含めたメンバーに評価してもらえる非常に有意義な場であると感じております。今回のお題は自社のライズに対する提案ということで、より一層リアルなフィードバックを受けることができました。
また、自分自身が普段会社に対して思っている点を率直に伝えることができたので、結果として非常に興味深い提案・ディスカッションができたのではないかと思います。今回のプレゼン研修を契機として、IPOに向けたライズの企業価値最大化に貢献できるように積極的に会社の施策に取り組んでいきたいと思います。」
池田「もちろんプレゼン研修の結果=コンサルタントとしての実力ではないですが、まじめに取り組んでそれをしっかりと評価していただけたという事実が重要だと思うので、頑張ったかいがあったなと思います。今回フィードバックいただいたことをしっかりキャッチアップし、次回も1位をとることを目指して頑張りたいと思います!」
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インタビューにお答えいただいた進藤さん、児玉さん、池田さん、ありがとうございました!
当社では今回のようなプレゼン研修をはじめ、毎月行われる研修を通して、各自が自己研鑽を行えるよう人材育成に力を入れています。取締役・パートナー陣とも非常に距離が近く、若手が常にフィードバックを受けやすい環境です。コロナによる影響で、今までよりより一層柔軟な対応が求められる現代だからこそ、今後も当社は人材育成の取り組みに力を入れていきます。
今後も弊社にて行われる各研修について随時発信していきますので、ぜひご覧ください!