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プロジェクト紹介Vol160:大手メディア企業に向けた「基幹システム最適化支援」

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。

今回は、現在当社が大手メディア企業に向けて行っている「基幹システム最適化支援」についてご紹介します。

■プロジェクト開始の背景

今、日本のメディア事業は古くからの大手キー局による放送事業に加え、YouTube、Amazon Prime VideoやNetflixなどのコンテンツプラットフォーマーが台頭する時代を迎えています。

スマートフォンの普及や5G化に伴い、大容量のストリーミングサービスをあらゆる場所で享受できるようになったことで、視聴者はより多くの時間をかけて大量のコンテンツから見たいものを選ぶことができるようになりました。

今回ご紹介するのは、コンテンツプラットフォーマーとして様々な番組を日本中に提供している大手メディア企業のご支援事例です。

同社は、競合に対して長期的に優位性を発揮するために、事業活動に必要な経営資源を適切に把握し、機敏性の高い組織を作り上げていくことが必要だとお考えでした。

この一環として、当社は構想策定からシステムベンダ選定に至るまで、様々なご支援を行っています。

■支援の内容

以下2点の取り組みを3名体制でご支援しています。

①バックオフィス業務を中心としたToBe業務像の策定支援

バックオフィス業務の効率化により、会社全体の生産性向上を実現したいというご要望を受け、めざすToBe業務像の策定をご支援しました。

ここでは2つの異なるアプローチ方法を用いました。一つ目は現場部門の方にAsIs業務課題のヒアリングを行い課題を発見するアプローチで、もう一つはAsIsの姿に囚われずToBeでどのような業務を目指すべきか、仮説を先に定めるアプローチです。

②ToBe業務像を実現するための基幹システム群の最適化検討支援

①で策定したToBe業務像を実現するための基幹システムについて、構成案の検討をご支援しました。

各システム固有の課題から刷新対象を定めるのではなく、基幹システム群全体のアークテクチャを俯瞰したうえで、ToBeではどのようなシステム構成をとっているのか、どのシステムを刷新すべきなのかをご提案しました。

これまでに複数のシステム構成案をご提案しており、プロジェクト内で効果の優劣や費用の大小などを議論したうえで最適な構成案を決定し、次工程に進むことができています。

■これまでの取り組みで苦労したことと、乗り越えた経験

基幹システムの検討PJは、会計や購買といった業務領域別にチームを分けることが多いのですが、今回は多くのPJメンバーが本業と兼務しながらPJに参画していました。

メンバーごとに繁忙期が異なるため、まとまった時間が取りにくい状況のなか、チームごとの適切な進め方や作業量、コミュニケーションは何かを思案することが多かったです。

特に、チームメンバーの考え(どのような考えを持っていてPJに参画しているのか)を知ろうと努めました。またチームメンバーの意見を伺いつつ「なぜその業務を行う必要があるのか」を繰り返しお伝えすることで、チームメンバーがPJ全体の道筋を理解した上で業務に取り組む土壌づくりを行いました。

■現時点でのプロジェクト成果、または今後目指している成果

これまで、AsIs業務の全体像やシステム構成の可視化、それに伴う業務課題の抽出と解決策の提示を行ってきました。

現在は次のステップとして、クライアント固有の業務知識を持つ方々と議論をしつつ、ToBe業務プロセスの策定、システム構成案やその他変革のポイントを提案し、次工程であるシステムベンダ選定を行う段階です。

クライアントの目的である「機敏性の高い組織の構築」を達成するためには、一過性の改革で終わらせるのではなく、最適化した業務プロセスや基幹システムを永続させる仕組み作りが必要です。今後はそのような組織風土の醸成に関する取り組みもご支援していきます。


ライズ・コンサルティング・グループは「Produce Next」をミッションに掲げ、様々な業界・テーマにおいて未来を見据えた戦略策定・実行支援を積極的に進めています。

時にはCxOの右腕として活躍するなど、大きな裁量を持ってプロジェクトを実行するチャンスもあり、やりがいを持って意欲的に働いている社員が多く在籍しています。

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