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プロジェクト紹介Vol.127:新規顧客獲得に向けたWebリニューアル実行支援

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。

今回は、当社が現在支援させていただいております、国内金融会社における新規顧客獲得に向けた戦略の策定及び実行支援のプロジェクトをご紹介いたします。

新規顧客獲得に向けた
Webリニューアル実行支援

■プロジェクトのご支援に至った背景

本プロジェクトは、業界トップの金融機関がクライアントです。しかし、近年競合他社が新規顧客の獲得数を伸ばしており、近い将来に顧客数トップの座を奪われることに危機感を覚えておりました。

新規顧客獲得数をこれまで以上に伸ばし、競合他社を引き離すために本プロジェクトが立ち上がりました。マーケティング部などのフロント部門だけでなく、デザインやシステムや他の部署を巻き込んだプロジェクトとなるため、領域横断のマネージメントに強みがある弊社が支援を担当させて頂くことになりました。

■クライアントのニーズ・課題

これまでの新規顧客獲得の経路は、業界トップの知名度によるWeb検索からの流入です。近年、SNSのプロモーションが注目されていますが、SEO対応も今後も重要な戦略的要素になることが見込まれております。

しかし、検索エンジンによる同業界内における注目キーワード検索結果は競合他社より下位になっており、Webサイトへの流入数で競合他社にリードを許す形になっておりました。クライアントのWebサイトへたどり着いても、新規顧客への訴求力が弱く、機会損失に繋がっておりました。

また、今後はMFI(Mobile First Index)により、スマホサイトの重要性が増してきますが、スマホサイトにおいても競合他社にリードを許しており、抜本的な改善が必要となっておりました。

金融機関のような企業によく見られますが、増築したシステム構成が年々複雑化しており、単純なキーワード強化ではなく、システム構成を整備し、Googleのクローラー機能が最適化されることが改善のポイントでした。

一方で、社内でWebサイトに関する施策を実施するに際しては、社内組織が機能別に縦割りになっているため、マーケティング、システムの間の施策を検討することが難しい状況でした。

これらの状況を踏まえたクライアントのニーズは以下の2点となっておりました。

●PCとスマホのWebサイトリニューアルを行い、検索エンジンの検索結果を上位に表示した上で、新規顧客の獲得へ繋げたい。
●スピード感を持ってマーケティング部・システム部の部門横断のプロジェクトを遂行するリソースを調達したい。

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■ライズのアプローチ

今回は大きく、①SEO施策の具体化と②パーソナライズ戦略のアプローチの2つの施策を実施しました。

①SEO施策の具体化
当社ではまず、検索結果で競合他社に比べて下位になっているため、クライアントにおけるSEO施策の現状を確認しました。また、クライアントのWebサイトと競合他社のWebサイトを比較し、新規顧客向けのコンテンツの差異を分析しました。

分析後、実行するべきSEO施策を一覧化し、業界特有のキーワード、MFI対応、想定される工数などの観点から、優先度を策定しました。

次に、その優先度をもとにシステム部と実現性を議論しました。あるべきディレクトリ構成、URL整備するためのプロキシサーバーの構築など、システム側観点での施策を具体化していきました。

これまでマーケティング部門だけでは完結することができなかった部分を、当社がシステム部門との橋渡しをすることで、より効果的な施策を実現することを目指しています。

②パーソナライズ戦略
クライアントのWebサイトにおいては、初来訪の顧客に対して新規顧客向けのコンテンツを適切に提供する仕組みが整っておらず、初めてクライアントのサイトを訪れた顧客に対しても、情報過多とも言えるような情報量を提供しており、新規顧客への訴求力が不足していました。

情報過多の背景として、データの分析が不十分であり、幅広い顧客を想定した状況でコンテンツを配信しなくてはいけない状況がございました。そのため、Webアクセスデータ、取引データ、3rdパーティと呼ばれる外部データなどを統合して、顧客属性の精緻化を高度化する必要がありました。

そこで、新規顧客と既存顧客の属性データを取得し、それぞれの属性に応じたコンテンツを出し分けるようにデータ基盤の見直しを行っています。あるべきシステムアーキテクチャーを描き、データ蓄積・統合・活用という切り口で、コストパフォーマンスも考慮しながら、要件定義を実施しました。

現在は詳細設計のフェーズに取り組んでおり、実行に向けた最終調整を行っている段階となっております。これまでに議論してきた内容を踏襲しつつ、当社ならではのスピード感を持って、現場に接しながら実行支援を進めて参ります。

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当社ではWithコロナ/Afterコロナで人の移動が制約される中、リモートワークツールを通じてクライアントと密にやり取りを行う、完全オンライン型「Online Business Transformation(OBX)」を提供し、今後もリモートワークテクノロジーを駆使し、クライアントへの「ライズらしい」価値を提供して参ります。 


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