プロジェクト紹介Vol.131:大手インフラ企業への新規事業立ち上げ支援
こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
今回は、当社が支援させて頂きました、大手インフラ企業様への新規事業立ち上げ支援についてご紹介致します。
大手インフラ企業への新規事業立ち上げ支援
■プロジェクトのご支援に至った背景
弊社のクライアントである大手インフラ企業様は、競争環境の激化と国内市場の飽和により既存事業からの収益が横ばいとなる中で、新事業創出への注力をより加速しています。その一環として、社内で新たなビジネスアイデアを募集し、インキュベーションするプログラムを新規に立ち上げ、事業構想からPOC、事業化を社内で推進していました。
一方で、社内のみのリソースでは、新規事業の立ち上げ経験及び知見にも限りがあるため、外部からの支援の導入を検討される中で、当社にお声掛けを頂きました。
■クライアントのニーズ・課題
クライアントの現状をお伺いした上で、新規事業の立ち上げに向けて、主に下記の2点の課題に対して支援を実施することになりました。
① ロジックとファクトに基づいたビジネスアイデアに対しての戦略策定や検証
② 事業化を進める上での有望なパートナーの特定
■ライズのアプロ―チ
① に対しては「戦略骨子の作成」を行いました。
「戦略骨子の作成」に関しては、「誰に?」×「何を?」×「どのように?」の観点で、短期および中長期の戦略骨子の全体像を作成しました。検討に当たっては、市場状況の調査を目的とした情報収集やインタビュー、アンケートを実施し、ターゲット領域におけるニーズは何か、事業化におけるチャンスはどれ程度あるかを検証し、社会的ニーズとクライアントのソリューションの融合を行うことでクライアントの新たな強みへ昇華できないかという視点で密に討議を行いました。また、収益モデルの作成も支援しました。
結果として、これまでクライアント内のチームで描いていた仮説をロジカルに検証することに加え、顧客に対しても、新規ビジネスの重要性をより明確に訴求することに貢献しました。
② に対しては、「パートナー探索」を行いました。
「パートナー探索」に関しては、クライアントと討議したビジネスモデルを進める上で提携を検討するべきパートナーをリストアップし、高優先度となったパートナー候補へのアポイントを取得、及び提携シナジー等を討議するための資料作成支援を行いました。
今回の検討により、ソリューションの高付加価値化やチャネル獲得に向けたパートナーとの提携に向けて協議が進み、事業開発の加速に繋がりました。
本プロジェクトでは、クライアントにとって未開拓の領域に対するアプローチの明確化が求められました。そのため、発生する多様なタスクに対する優先順位付けやスピーディーなクライアントコミュニケーションを徹底することで、それぞれのテーマに対する高品質な成果の提供を実現しました。
新規事業は抽象度が高く、明確な正解やゴールが見えないという苦しみもありますが、コンサルタントとしての本分であるロジカルシンキングや仮説思考を発揮し、自分のアイデアでクライアントに貢献できる可能性が非常に大きい案件でもあります。特に今回の案件の場合、ビジネスアイデアの創出から事業化の具体化まで一気通貫で支援を実施させて頂きました。
当社ではWithコロナ/Afterコロナで人の移動が制約される中、リモートワークツールを通じてクライアントと密にやり取りを行う、完全オンライン型「Online Business Transformation(OBX)」を提供し、今後もリモートワークテクノロジーを駆使しながら、クライアントへの「ライズらしい」価値を提供して参ります。