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「インクルーシブリーダーシップ」研修を実施しました!

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。

今回は、社内で実施した「インクルーシブリーダーシップ」研修についてご紹介します。

研修を担当していただいた株式会社Mentor For 様のご紹介はこちら


■  開催の背景

当社は2022年4月1日から、インクルーシブ&ダイバーシティ(I&D)の推進担当リーダーを任命し、本格的な取り組みを開始しました。
活動をよりよいものにするためには、外部の有識者から知見を頂く必要があると考え、株式会社Mentor For様に研修を依頼しました。

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現在当社は、理念や考え方に共感してくださる方が増えたことにより、総社員数が増加しています。それに伴い、様々な年齢・国籍・性別はもとより、経験・価値観を持った方が混在している中、どのように当社をまとめあげ、パフォーマンスとワークライフバランスを両立させるかが重要事項の一つになっています。その解決策として、本研修を活かしたいとの期待がありました。

研修開催にあたり、当社の代表取締役社長、常務執行役員パートナー、I&Dのリーダーが事務局となり、コンテンツの充実に努めました。
当日は、経営陣に加え、シニアマネージャーやI&Dチームなど約30名で受講しました。熱心な質問が飛び交い、グループワークでも積極的な姿勢が見られました。

■  研修内容

今回の研修の目的は以下の3つです。

①     多様性について学ぶ
②     インクルーシブリーダーシップとは?
③     インクルーシブリーダーの特徴・振る舞いとは?

私たちは日々の業務の中で、様々なコミュニケーションの機会があります。
何気ない会話をする時、相談にのる時、アドバイスをする時、リーダーシップを発揮しリードしていく時…といったように、場面に応じた振る舞いやマインドセットを行わなければなりません。

■  多様性について学ぶ

最初の項目はDE&Iでした。
DE&Iとは、Diversity, Equity & Inclusionの略です。

まず、Diversityは多様性を意味します。
多様性には大きく分けて「表層的差異」「深層的差異」「機能的差異」の3つがあります。

・表層的差異:年齢や民族など見た目で現れるもの
・深層的差異:態度や価値観、パーソナリティなど個々人が内側に持つもの
・機能的差異:教育や専門性等、個々人が持つバックグラウンド

次に、Equityは公平性を意味します。
「平等な機会を与える」ことが公平性につながるという考え方です。
さらに踏み込んで、より多くの人に公平な機会を提供し、誰にでも目標に届きやすくする仕組み作りを目指します。

最後に、Inclusionは包摂を意味し、Diversityからさらに一歩踏み込んだ状態です。
例えば、ダンスパーティーに誰でも参加できている状態はDiversityを実現していると言えますが、参加者全員が踊って楽しめる状態であることがInclusion(Inclusive)です。

DE&Iという言葉だけではなく、各々が「自分ゴト」として納得したうえで意味を理解する学びとなりました。

■  インクルーシブなチームとは?

多様性に対する共通認識をそろえたうえで「インクルーシブなチームとは何か」について、グループでディスカッションを実施しました。

インクルーシブなチームの構成要素には、以下の3つが挙げられます。

①「多様な属性・価値観の人がいる」だけでなく、それぞれがチームの一員として活躍できている
チーム内の心理的安全性が高い(メンバーがありのままで居ることができて、恐れや不安がない。健全に意見をぶつけ合い、生産的でいい仕事をするために力を注げるチーム)
ヘルシーコンフリクト(健全な衝突)が許容されるチーム

また、職場の質は心理的安全性と仕事の基準によって形成されると考えられています。

一見、言葉では分かりやすいように思いますが、構成要素やインクルーシブな状態を具体的に表そうとした場合、言語化に苦戦するかもしれません。
多くの価値観と考え方を受け入れ、それを尊重する環境を作ることは難しいですが、パフォーマンスを発揮しやすい環境にもつながるので、欠かせない取り組みですね。

■  インクルーシブリーダーシップとは?

次にインクルーシブリーダーシップについて学びました。
まず、ハーバードビジネスレビューによると、組織のインクルージョンに影響する要因のおよそ70%が「リーダーの言動」であることを教えていただきました。
また、Googleなどのトップマネージャーへインタビュー結果を実施して得られた調査によると、成果を上げているマネージャーはSTEM(science, technology, engineering and mathematics)のスキルは当然ながら、他にも「メンバーのよき伴走者」「他の人の力を引き出すことに長けている」「聞き上手」「明確なビジョンを示す」等、「リーダーの言動」にあたる要因があることが分かりました。

したがって、インクルーシブリーダーシップとは、これまでのカリスマ型・トップダウン型のスタイルとは異なり、多様な価値観・属性のメンバー一人ひとりを包摂し、それぞれの持つ力を引き出していくリーダーのスキルであるといえるでしょう。

■  インクルーシブリーダーの特徴・振る舞いとは?

最後に、インクルーシブリーダーの特徴・振る舞いや、インクルーシブリーダーになるためにどうするべきかを学びました。
これまでのインクルーシブに対する解釈とリーダーシップを総括すると、インクルーシブリーダーになるためには主に「傾聴」「相手志向」「アサーティブ」「マイクロアグレッションを排除」「オーセンティック」の5つの言動がカギになると考えられます。

「インクルーシブ」は言葉以上に難しい概念です。
しかし「インクルーシブなリーダーとは何か」を自身の思考にあてはめ、コミュニケーションに落とし込んでいくことで、日々の行動に表れていきます。
リーダーシップは実践によって身についていきます。
ありのままの自分を大切にしながらも、リーダーとして自省を繰り返すことで、本当のリーダーになるための経験や知識も蓄積されていくでしょう。

■  研修を終えて

今回の研修をきっかけに、参加者は頭の中でイメージしてきた「インクルーシブリーダー像」を、新たな知識と共に整理し理解を深めることができたようです。
「なんとなくイメージがついている状態から、インクルーシブな状態とは何かということを実感できた」
「インクルーシブの一般的な概念を学べた」
「リーダーシップにどう作用するのかを気づくことができた」という声がありました。

ライズ・コンサルティング・グループでは、今回のようにテーマを定めて外部研修の機会を提供し、自己研鑽を促す取り組みを行っています。
また、外部サービスや機能をいち早く検討し、社内で活用していくスピード感や、新たなことに柔軟性を持ってチャレンジしていく文化があります。
今後も社員の成長につながる魅力的な機会を提供し続け、社員のレベルアップと質の高いコンサルティングサービスの継続に努めてまいります。

資料引用元:株式会社 Mentor For

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