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Young Board振り返り:RISEの I&D を考える

こんにちは!ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。今回はYoung Boardの取り組みとI&D (Inclusion & Diversity) についてご紹介します。

◆Young Board制度とは
マネージャー以下の若手社員へ成長機会と年次評価のインセンティブを与え、次世代幹部候補を育成することを目的とし、2021年に始まりました。
毎回テーマを設け、会社の成長に向けての提言や、具体的なアクションを実行する機会が与えられます。さらに、重要会議への参加、マネジメント層との対話に参加することが出来ます。

2022年上期のYoung Boardでは、I&Dをテーマとし、コンセプトの検討や新制度の提言をおこないました。

◆Young Boardの進め方

4月下旬、Young boardのメンバー6名とI&D施策担当、CRO、CEOが集まり、まずは自分たちがどのような企業文化を持ちたいかを話し合いました。

Young Boardは自ら手を挙げたメンバーで構成されていますが、議論をより活発に行っていくために、「心理的安全性」を作り、建設的な議論を心がけようという合意、DTA (Designed Team Alliance) を作成しました。

このDTAは、何度も見返し、自分たちが想定通り動くことができているかを確認しました。

◆I&Dのコンセプトづくり

RISEにとってのI&Dを考えていくにあたり、競合ファームの情報を収集し当社の数字と比較しました。

差はそこまで大きくなかったため、他社のI&Dコンセプトは頭に置きつつ、私たちにとってありたい職場・働き方は何なのかを改めて議論しました。

対面で議論をし、要点を付箋に書いて並べる、多様なイメージ画像を作ってみる、自分にとっての意味を考えるなど、多方面から検討し、様々な言葉を出していきました。

出てきた言葉を分類し、2種類に分け、言語化した1つが「働き方を自己決定できる」です。

◆「働き方を自己決定できる」

エンゲージメントサーベイや議論の中から、RISEの社員は自己決定権があることや裁量権があることにプライドを持っているのではないかということが見えてきました。

コンサルタントは裁量労働が認められており、プロジェクトを円滑に進めるだけでなくクライアントと社員自身の双方にとっても最も良い働き方を自ら提案することができます。

この自己決定を後押ししてくことがI&Dの1つであると考えました。

現在は、このコンセプトに基づき、働く時間や場所、キャリアの自己決定について検討を進めています。

◆役員への提言

さらに、ある制度について、役員への提言を行いました(制度の詳細は決定前のため伏せます)。

注目度の高い制度であるため、賛否や指摘を多数いただきました。今後は、再度内容を検討しより詳細にしたうえで再提案し、実地検証を進めることで合意を得ました。

コンセプトや制度を検討するというのは、正解のないVUCA* と言えます。多様な意見に向かい合う貴重な経験ができました。

VUCAとは
「Volatility(ボラティリティ:変動性)」「Uncertainty(アンサートゥンティ:不確実性)」「Complexity(コムプレクシティ:複雑性)」「Ambiguity(アムビギュイティ:曖昧性)」の頭文字を並べたもの。
VUCA時代とは変動性が高く、不確実で複雑、さらに曖昧さを含んだ社会情勢を示す。

HRプロ編集部: https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2343

◆Young Boardへ参加して

今回の参加者は、経営視点で会社の未来像を描く経験を積むことができ、視野が広がり、視座を高めることができました。
参加した4人のメンバーに感想を聞きました。

板谷: 今回のテーマは「I&D」でしたが、別の側面として「予測できない変化の多い時代(VUCA)の中で会社としてどうやって時代に向き合うか」があったと思います。活動を通して「自分たちの判断が数年後のライズを描く」という目線を持つことができてとてもいい刺激になりました。

植村:会社のあるべき組織体系の検討と制度設計は本来経営陣の役割であり、通常の会社では中々若手社員がタッチできない分野ですが、今回経験を積むことができてよかったです。経営陣の一員として「今後ライズがどう在りたいか」を考える中で、ライズ社員一人ひとりがプロフェッショナルな姿勢・成果が事業を継続する根幹かつ前提になると強く再認識しました。

川崎:特にI&Dに関して、課題が顕在化していない中でありたい未来を描く良い経験になりました。手法(DTA等)の活用など学びが多かった一方で、社員・役員それぞれの目線でありたい姿の共通認識がとれていないことに気が付きました。今後はこのギャップを埋めるために時間を取ってプランニングできたらよいと思いました。

村松:具体と抽象を行き来しながら議論を進める感覚を身に着けることができた気がします。一方で制度設計はYoung Boardメンバーだけでは難しく、経営層を納得させる必要があり、様々な立場に立って考えなければならないと感じました。

◆全体振り返りとI&Dの今後の取り組み

今回の取り組みは、全体を通して外部の知見やノウハウ通りに行うのではなく、「RISEの今後を自分たちで考えた」8カ月でした。
調査を行い他社の状況を認識したものの、ほとんどゼロからはじめた検討だったなと感じます。

今回の活動をもとに、引き続きRISEにとって必要な I & D は何であるかを検討していきます。

また、今回収集したキーワードには「共に」「共創」「チームワーク」といった“協働”に関する言葉が上がりました。
こちらについては今後改めてコンセプトを検討する予定です。
RISEでは社員のほとんどがクライアントと共に行動しており、社員同士で顔を合わせる機会はあまり多くありません。その状況下でどのようにチームワークを構築していくのかを議論していきます。

さらに、「働き方を自己決定できる」についても、1人ひとりの事情や要望に合わせた様々なやり方を推し進めています。制度化して誰でも利用可能にする部分と制度に入りきらない個人の事情や、裁量に任せる部分を丁寧に整理していき、社員がクライアントに最も成果が出すことのできる働き方を検討していきます。

RISEでは、今回ご紹介したYoung Boardをはじめ、社員が自ら手を挙げることで経営に参画できる機会を多く用意しています。努力次第で自分の取り組みが経営に反映されることもあり、成長を実感できるまたとない環境です!

ぜひ一度カジュアル面談に参加して、現役社員から話を聞いてみてください!

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