プレゼン研修
こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
本日は先日行われましたプレゼン研修の様子をご紹介します。
プレゼン研修は、実際のクライアントを想定し、コンサルタントとして提案力を鍛えることを目的とした研修です。思考スキル・資料作成スキル・質疑応答を含めたプレゼンテーションスキルの向上のため、年2回実施されます。マネージャーになるための登龍門として、アナリストからシニアコンサルタントが対象です。
今回はコロナの影響もあり、オンラインでの研修実施となりました。オンラインという初の取組みの中、どのように研修が進められたのか非常に気になりますね。
そこで今回は研修設計者である戦略部門担当の佐藤さん、業務・IT部門担当の白井さん、また参加者であり戦略部門/業務・IT部門でそれぞれ1位をとられた渡辺さん、宍戸さんにインタビューをしてきました!
まずは研修設計者の佐藤さんと白井さんから、研修の概要や今回の研修のご感想についてお話を伺いたいと思います。
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――佐藤さん、白井さん、よろしくお願いいたします。まず、今回のプレゼン研修のテーマと評価のポイントについて教えて頂けますでしょうか?
佐藤さん「戦略コースのテーマは、『あるSaaS企業に対する、ポストコロナでの中期戦略策定』です。評価の大きなポイントは、チャートライティングやプレゼン等の基礎スキルの完成度と、重要論点への仮説が十分に検討されているかです。」
白井さん「業務・ITコースのテーマは、『ある機器メーカーに対する、コロナによる働き方変化を踏まえた今後の商品・サービス戦略策定』です。評価ポイントは、戦略パートと基本同等ですが、特に新たな働き方のモデルや単発のサービス企画だけではないプロダクト戦略に踏み込んだ提案がされているか、が今回重要視した点ですね。」
――ありがとうございます。前回のプレゼン研修と比べると、全体的にどのような点が向上していたと感じられましたか?
佐藤さん「戦略コースでの向上点は、チャートライティングやプレゼンの完成度がかなり高くなった点です。新卒1年目と、中途入社者や新卒2年目以降の差がかなり小さくなったと感じています。結果として、新卒1~2年目や同程度の若手の上位入賞者が増えましたね。」
白井さん「業務・ITコースでは、時間コントロール含め全体的にプレゼンテーションのレベルが上がった印象です。あとは、プレゼン内容そのものではないのですが、その後の更なるフィードバックを求める人材が増えるなど、成長に貪欲なメンバーが増えたのは素晴らしいことだと思いました。嬉しいですね。」
――若手の活躍や積極的なメンバーが増えたというのはとても嬉しいですね。最後に、次回のプレゼン研修への期待についてお聞かせください!
佐藤さん「常に期待し続けているのは、限られた時間の中、『重要論点への仮説』をいかに磨きあげるかです。この点に関しては、皆さんに大きな改善のチャンスがあります。是非、アサイン中のプロジェクトの中でも、仮説を磨く訓練を続けてほしいと思いますね。」
白井さん「私はテーマを『自分事化』した提案を期待しています。やはりロジックは勿論のこと、コミットメントや情熱を感じない提案はすぐにクライアントにも伝わりますので、皆さんなりの仮説と根拠と情熱をもって、自信に溢れたプレゼンテーションを期待しています!」
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――さて、次は今回戦略部門・業務IT部門のそれぞれで見事1位を獲得されました、宍戸さんと渡辺さんにお話しを伺いたいと思います! よろしくお願いします。
宍戸さん、渡辺さん「よろしくお願いします。」
――今回のプレゼン研修に向けて、どのようなご準備をされたのでしょうか?また、どのような点が勝因だと思いますか?
宍戸さん「限られたプレゼン時間で自分が伝えたいことが伝わり切るような、話の順序・内容を意識したスライド作りを心がけて準備を進めました。また、資料作りだけでなく発表準備にも時間をかけたのですが、その発表で想定していた以上の評価をいただけたことが勝因になったのかなと思っています。」
渡辺さん「私は顧客が知りたいこと、求めていることを第一に考えつつ、リサーチで得られる仮説とすり合わせてストーリーを作っていきました。勝因は顧客が納得できるストーリーを組み立てられたことと、ストーリーを具体化するスライドライティング力の2点だったと思います。どちらも若手の立場でありながらもタスクに裁量権を与えていただいている現在の職場で得られたものです」
――なるほど、お二人とも限られた時間の中で、相当な準備をされたことかと思います。プレゼン後に評価者からのフィードバックを受けられたかと思いますが、その中で印象に残っていることはありますか?
宍戸さん「上記にも重なる部分ですが、発表が良かったと言っていただけたことです。今回、リモートでのプレゼンだったので普段より緊張しなかったというのもありますが、発表に対しては苦手意識を持っていた且つ、これまであまり褒められることがなかった部分だったので、驚きと嬉しさの両方の意味で印象に残っています。」
渡辺さん「私は ”事業の方向性には納得できたが、マネタイズの仕方が甘い” という指摘が印象に残っています。企画する立場からすると事業の興味深さを重視しがちですが、最終的にはいかに顧客の利益に繋げるかという視点がより必要であるということが学べました。」
――リモートプレゼンならではの難しさや課題点がある中、素晴らしい結果を出されたお二人ですが、最後に今回の研修全体を通しての感想や今後の意気込みを教えてください!
宍戸さん「 自分より下の年次のメンバーの中にも資料作りや発表の上手なメンバーがいて、色々と学べたと同時に良い刺激になりました。今回業務・IT部門のお題が難しかったというのもありますが、それでもまだまだ詰めきれていない部分や改善の余地があったので、そういった課題を意識して日々の業務、また次のプレゼンに活かしたいと思います。」
宍戸さん
渡辺さん「まだ入社して間もないですが、定期的な研修や職場での上司からの適切なフィードバック等のおかげで、4月に実施したプレゼン研修よりも格段に成長したことが実感できました。今が伸び盛りだと思うので、ライズでの日々の仕事や自己成長の機会を最大限に活用して成長していきたいです!」
渡辺さん
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改めて今回は研修設計者の佐藤さん、白井さん、そして参加者の宍戸さん、渡辺さんにインタビューにお答えいただきました。みなさまお忙しい中ありがとうございました!
当社では今回のようなプレゼン研修をはじめ、毎月行われる研修を通して各自が自己研鑽を行えるよう、人材育成に力を入れています。取締役・パートナー陣とも非常に距離が近く、若手が常にフィードバックを受けやすい環境です。
コロナによる影響で、今までよりより一層柔軟な対応が求められる現代だからこそ、今後も当社は人材育成の取り組みに力を入れていきます。今後も弊社にて行われる各研修について随時発信していきますので、ぜひご覧ください!