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プラクティス紹介②:Human Development/ヘルスケアと教育から新しい社会を創造する

こんにちは!ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
プラクティス紹介の第2回目は、ヘルスケア・教育領域の課題に取り組む「Human Development」を特集します。ヘルスケア・教育は、日本の社会課題と深く関連するテーマです。RISEでは、製薬業界を中心に多数のプロジェクト事例がありますが、「Human Development」の活動を通して、より根幹となる真因へのアプローチや付加価値を生み出す事業創造に取り組んでいます。
 
これらは、RISEがミッションとして掲げている「Produce Next 次の未来を創造する」ともかかわる重要なイシューであるため、数あるプラクティスのなかでも1番最初にご紹介させて頂きます。そもそもプラクティスとは?という方につきましては、前回の記事を一読頂けると幸いです。
 
プラクティス紹介①:プラクティスの目的~RISEが目指す成長の未来~

■ 増加する医療費と減少する生産人口と向き合い、変革に取り組む

「少子高齢化社会」といったキーワードは、ずっと昔から繰り返されてきた重要課題です。高齢化に伴う、医療費の増大や少子化による生産性の低下など、全国民が認識している課題といっても過言ではないでしょう。目に見える影響についても、ゆっくりですが確実に表れています。医療費はここ20年で30兆円から45兆円と1.5倍になり、今後も増加傾向。生産人口については、2040年には20%減、2055年には50%減になる見通しとなっています。
 
東南アジアをはじめとする経済成長国は、高度成長期の日本のように、若者を中心に経済活動をリードしています。日本は過去の成功体験から脱却できていないところもありますが、人口ピラミッドの社会構造に応じて、新しい社会の在り方を構築していく必要があります。昭和100年(昭和63年+平成31年+令和3年~)のままでは、増加する医療費、減少する生産人口の問題は解決されないため、パラダイムシフトが必要なのです。
 
これらの背景からわかる通り、ヘルスケアや教育という領域は簡単には解決できないのが現実です。その難しい現実にチャレンジしていくために「Human Development」プラクティスは組織化されました。
 

■ 先端テクノロジーと人間社会が調和する未来を目指して

ヘルスケア・教育それぞれの「Human Development」プラクティスの取り組みを解説します。
 
まずヘルスケアについて解説します。前述の通り、この領域は社会の構造に大きく依存します。多くの方は日本は長寿大国で、平均寿命が他国に比べて高いということを認識していると思います。一方で、平均寿命と健康寿命の差が他国に比べても大きいというのは知られていないのではないでしょうか?最近のデータをみると男性は8.84年、女性は12.35年となっております。当然、その期間は医療費が必要となります。そのため、医療費の削減の鍵としては、いかに健康寿命を延ばすのかが重要なのです。
ご参考:厚生労働省 e-ヘルスネット


そのためには、先端テクノロジー・技術活用が重要になります。具体的にはモバイルデバイスから蓄積した健康データの利活用、AIやロボティクスによる身体のサポート・拡張、ニューモダリティによる新しい創薬などです。
 
これらを実現していくためには、RISEとしてもより深く業界にコミットしていく必要があります。CxOへの提言・実行として、業界再編も視野に入れた中期経営計画策定、社会実装のためのプラットフォーム構築、マーケティング・販売戦略、それらを支える基盤・バックオフィスの変革などを「Human Development」として、仕掛けていく予定です。
 
次に教育についてです。教育に関しても、実際の学校などの教育現場のDX対応など、先端テクノロジーの課題があると考えています。それこそ昭和100年ではないですが、これまでのような1つの教室に集まって同じ授業を受けるというスタイルは、多様性を目指す令和の社会では限界があります。テクノロジーを活用すれば、より一人ひとりに寄り添った教育が実現されるはずです。
 
また、学校などの公共機関と民間サービスについても壁があり、業界として有機的に機能していない部分が多くあります。またRISEとしても、これまで様々な研修をおこなってきた実績もあるため、それらを今後教育分野に展開していくことなどもできるのではないかと考えています。

ヘルスケア・教育ともにテクノロジーの社会の浸透が課題であることは間違いありません。それらに加えて、最も重要なことはテクノロジーと“人間らしさ”をいかに調和させた社会を実現するかだと思います。
・働けなくなった人は社会の負債としてみなすのではなく、資産として社会で活躍して頂く機会をどのように提供するのか?
・創造性を育み、コミュニケーションを通して人に優しくすることをどのように教えるのか?
テクノロジーは単なる効率化が目的ではなく、より人間らしい社会を実現するために必要な手段であることを改めて認識する必要性があると思っています。
 

■ まずは身近な人を幸せにするために

社会課題といった壮大なスケールで「Human Development」プラクティスをご紹介してきました。繰り返しになりますが、Produce Nextのミッションと深く関連する重要なイシューです。社会貢献・ビジネスの双方からアプローチできるとてもやりがいのある取り組みです。
 
そういったスケール感がある一方、もっとも身近なことであるという側面があります。つまり、皆さんのご家族についても、避けられない課題なのです。あなたのご両親も、近い将来、キャリアを引退され、医療・介護が必要となる時期がきます。お子様がいらっしゃる方は、彼らの未来のために何を残せるのかという問題は心配の種の1つでしょう。逆に言うと、本課題に取り組むことは、身近な人を幸せにできるということだと思います。
 
RISEとしては、単なるコンサルティングビジネスとしてだけではなく、そういった想いを汲み取り、社会課題に真剣に取り組んでいきます。共感頂いた方は、是非一緒に働きたいと思っていますので、採用の応募をお待ちしています。
 
「Human Development」プラクティス、ヘルスケア、製薬業界、教育業界などに興味を持って頂いた方は、カジュアル面談でより具体的な取り組みや詳細をお話しすることが可能です。お気軽にお問い合わせください。

■ Human Development デジタルサイト掲載記事
Human Developmentの最新インサイトについてはデジタルサイトで掲載中です。こちらも併せて一読頂けると幸いです。

第一回:直面する少子高齢化とどう向き合うのか?~「Human Development 」立上げの背景~
第二回(予定):ビジネスモデルの限界? 変革期にある製薬企業
第三回(予定):日本の教育課題全体像

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