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プロジェクト紹介Vol.113:国内大手IT企業における人材戦略策定支援

ライズ・コンサルティング・グループが現在進行形で手掛けさせて頂いているプロジェクトをご紹介致します。
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<国内大手IT企業における人材戦略策定支援>

■ご支援の背景
近年、労働力人口自体が減少し、政府が生産性向上のための働き方改革を推進する環境において、企業がコスト削減や人員のスリム化を進めることは、自然な流れと言えます。
多様な人材や働き方に対応し、働く人が仕事に価値を見出せる環境を整えることで、人材の流出を防ぎ、組織全体の力を底上げすることが必要となる時代です。各人材のタレントを把握し、適所に配置していくマネジメントの重要性が増しています。
そこで、多角的なアセスメントにより社員の状況を正しく把握し、職場で活躍できるフィールド拡大や機会提供に向け、戦略策定支援パートナーとして当社にお声掛け頂きました。

■ご支援の内容
「人材アセスメントによる見える化」、「人材の最適配置」の2点を主にご支援させていただきました。

(1) 人材アセスメントによる見える化
クライアント社内既存の人事評価データ及び外部の適性アセスメントツールの実施結果を利用し、人材の見える化を実現しました。
先ず、既存の人事評価データを利用して、定量的に社員の業績を分析しました。クライアント社内のステークホルダーと検討しながら、分析対象社員を確定し、過去数年分の人事評価結果の分布を踏まえて、ジョブフィットの低い社員を洗い出しました。抽出されたジョブフィットの低い社員に対して、更に属性分析を行い、人材特性や発生傾向等を明確に把握できました。
今後は、適性アセスメントツールを利用して適性分析を実施する予定です。
被評価者の個人評価結果のみならず、組織横断で統計的に処理し、全社社員の評価結果を比較できるようにします。その分析結果を踏まえて、個人の適性と各職務におけるあるべき人物像と比較し、登用すべき方向性を策定していきます。

(2) 人材の最適配置
人材可視化結果を踏まえて、ジョブフィットが低い人材の再配置及び高ポテンシャル人材のタレントマネジメントの設計をしました。
ジョブフィットが低い人材に関して、仕事の再配置により、自分に適する仕事を見つけられるよう、環境が変わることによる組織の活性化を狙いました。具体的に、社外でお客様に課金できるような機会の探索、社内でより適性の高い仕事への配置等の施策が挙げられました。
高ポテンシャル人材に関して、タレントマネジメントの対象として、本人希望を踏まえて適切な職位・職種への配置方法を検討しました。それにより、次世代を担う人材の育成方針が策定され、今後のマネジメント方向性が明確になりました。

今回ご紹介したプロジェクトは、主に既存社員のアセスメント及び最適配置をご支援させていただいた内容でしたが、当社は、新組織立上の全体構想や要員計画などの企画フェーズも含め、幅広い柔軟な支援を提供しております。組織の立ち上げや最適化を実現したいという方は是非当社にご相談ください。

※この記事は2020/4/14にFacebookに投稿されたものです。

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