2022年度 新卒研修を実施しました!
こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
本日は、1か月間に実施された新卒研修について、ご紹介いたします。
ライズ・コンサルティング・グループでは、4月の1か月間で、新卒研修を実施しました。1か月という期間は新入社員が、コンサルタントとして、最低限身につけなければならない基礎知識・スキルを、身に着けるうえで、決して長すぎず、また短すぎない期間だと考えております。研修コンテンツについては、多様なテーマを凝縮しつつ、集中的に学ぶことで、短期間でコンサルタントとしての基礎を磨き、戦力化することを目指しました。
■新卒研修の基本的な考え方
まずライズ・コンサルティング・グループでは、研修講師は、社内の経験あるマネージャー以上の社員が努め、外部講師は利用しません。それは、ビジネスマンとしての基本・コンサルタントとしての基本を学びつつ、ライズ・コンサルティング・グループのコンサルタントとしての働き方の基本を身に付けるには、この先上司となるコンサルタントから直接学ぶことが最良と考えているからです。また、研修には、サブ講師として若手社員も参加することもあり、研修を通して社員とのコミュニケーション・相互理解を深める意味合いもあります。
また、研修コンテンツは、マネージャークラスからパートナークラスがオーダーメイドで作成したコンテンツを毎年改変しながら使用しています。コンサルティングの現場を熟知したメンバーが講師を務めることで、クライアントと相対する中で抑えておきたいポイントを紹介するなど、より業務に直結した研修内容を提供することが出来ます。また、新たに学んで欲しい事例が出た場合や、テーマを変更する必要が発生した場合には柔軟に研修内容を更新できるため、運用しやすいという点も研修を内製化している理由です。
さらに、本社集合研修とリモート研修のハイブリット型研修としています。これは、Withコロナ以降、我々コンサルタントの働き方に合わせてのことです。当然集合研修の方が、お互いの距離が近づき、円滑なコミュニケーションを図れるのですが、現実的には、リモート環境においても、コンサルタントとしてお客様に価値を提供し、お客様とのコミュニケーションを取っていくことが求められます。これを予め新卒研修の中でも体験しておくことも重要であるという考えに基づいています。
■今年度の新たな取り組み
ライズ・コンサルティング・グループの今年度の新卒研修では、リモート研修におけるクライアント若手メンバーの参加、という試みを行いました。これは当社のコンサルタントの質に対して高評価を頂いているお客様の要望により実現した取り組みであり、当社の人材育成の一端を開示してしまうチャレンジングなものです。最終的にお客様から高い満足を頂戴できましたが、ひとえに研修講師と研修コンテンツの高い質があってのことでした。
■カリキュラム
それでは実際のカリキュラムを簡単に説明させて頂きます。
カリキュラムは領域別に、ざっくりと以下5つに分かれています。
① 社会人基礎研修
② コンサルタント基礎研修
③ コンサルマインド研修
④ 専門領域基礎研修
⑤ プレゼン研修
まずは、①社会人基礎研修、②コンサルタント基礎研修を中心に実施し、学生から社会人への意識を変えつつ、コンサルティング業務ってどうなの?という点を、実際の社員の実体験を交えた講義内容から、理解してもらう・感じてもらうという感じでしょうか?先日の記事「2022年度入社式を実施しました!」内でも記載していますので、そちらも参考にしてみてください。
ちなみに③コンサルマインド研修は、全期間通して、真にコンサルタントの価値とは何か、“自己研鑽”や“納期”や“成果物”などから考えて貰うものであり、実は、どれだけスキルを上げても、このマインドがなければ成果を上げることが出来ないのです。
研修後半に近づくと、徐々に④専門領域基礎研修が組み込まれ始めます。この中では、当社のコンサルタントの専門性を活かし、さらに一歩踏み込んだ戦略、さらに一歩踏み込んだ業務IT、さらに一歩踏み込んだデジタルトランスフォーメーションの研修を行います。もちろん一朝一夕にこれらコンサルティングテーマを自分のものにすることは難しいものではありますが、この先自身の専門性を見つけていく、伸ばしていくための重要な足掛かりとなればと考えています。
そして、最後の集大成が⑤プレゼン研修。最終日10日前くらいに、お題が発表され、最終日までに提案書を個々人で作成し、当社役員へ提案を行うというもの。これらは他のコンサルティング会社でも実施されている話はよく聞きますが、当社は、より効率的な新卒社員メンバーの成長を促すために、以下2点の対応を取っています。
1点目としては、最終日までに既存社員からのレビュー・フィードバックの時間を確保しており、考える過程段階も大切にするという点。
そして2点目が、新卒研修の終盤では演習内でグループワークがあり、この中でクライアント提案書に向けた考え方、押さえるべきポイントなどを学ぶという点。
この2つの対応により、闇雲に考え、時間を浪費することなく、自身の頭を必要な点に絞って使うことが可能になります。
■受講者の声
今年度も新卒研修を無事に終え、新卒研修受講メンバーは5月から、それぞれの案件にアサインされていきました。
そんな新卒社員の声を最後にご紹介いたします。
なお、新卒研修では、①開始時、②中間、③終了後、という3段階で、研修に向けての個々人の姿勢や目標、振り返りを実施してもらい、研修講師からフィードバックするようにしており、新卒研修受講者が自身の成長に向けて取り組めるようサポートしています。
<全研修を終えて-受講者コメントより抜粋>
・論点思考、仮説思考は適切につかえば綺麗に答えが出ると思い込んでいたが、PDCAサイクルを繰り返して、何度も仮説を棄却する方が大事だとプレゼン研修の準備を通じて学んだ(受講者コメント1)
・特に大学で学んだ内容について、学問的な正しさを求める粒度とコンサルとして考える必要のある粒度に大幅なギャップがあると感じた。どの程度の粒度で考えるべきか、大局的に判断する能力が必要だと学んだ(受講者コメント2)
・マインドセットに関して、主にプロフェッショナルとしての責任を獲得することができた。どうすればクライアントへの価値を最大化できるか、クライアントが満足するアウトプットを創出できるか、常に考えて、手を尽くしていくという意識が芽生え、学生から社会人に、もしくはコンサルタントになったという自覚を得た。(受講者コメント3)
・勤務時に頭を100%のフレッシュな状態に持っていくために、早く寝ること、休日のリフレッシュが必要であることを学んだ。(受講者コメント4)
・今回の研修でロジカルシンキングや仮説思考を学び、どの事象においても仮説思考などをする癖がこの1か月で身に付きました。例えば、身近な例で言うと飲食店に入る際も、なぜこのメニューは売れているのか?など仮説を考えたり、今回の研修で言えば個人プレゼン資料作成時にも活きた思考法だとひしひしと感じました。(受講者コメント5)
・全体のプレゼンを通して、働く姿勢のようなものも学ぶことができました。学ぶために、素直さが大切だと感じました。謙虚に学んでいきたいです。(受講者コメント6)
最後に
1か月間、集中して研修に取り組んでいただくことで、社会人としての意識も大きく変わったことでしょう。コンサルタントとしてのマインドや基礎スキルを身につけ、さらなる成長に向けて取り組んでいただくことを期待しております。
興味を持った方は、ぜひ弊社ホームページまで一度足をお運びください!
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