プロジェクト紹介159:大手金融企業に向けた「全社DX構想策定~実行支援」
こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
今回は、現在当社が大手金融企業に向けて行っている「全社DX構想策定~実行支援」についてご紹介します。
■プロジェクト開始の背景
今、世界の決済市場はキャッシュレス化の流れが加速しています。
日本でも、経済産業省が「2025年6月までにキャッシュレス比率を40%まで引き上げる」ことを目標に掲げており、従来のクレジットカードや電子マネーだけでなくQRコード決済などが加わって、熾烈な市場競争が起きています。
今回私たちがご支援しているのは、さまざまなキャッシュレス決済手段を幅広く展開している大手金融企業です。
競合に打ち勝つべく、市場のニーズにいち早く対応することを目指しています。
その一環として全社をDX化しようと取り組んでおり、当社はこの取り組みに関して、構想の組み立てから実行に至るまで様々なご支援を行っています。
■支援の内容
2020年からハンズオン支援を開始し、現在は10名規模体制で継続しています。内容は多岐にわたりますが、大きく3つの範囲でご支援しています。
①CIO支援
CIOの右腕として、当該企業様のキャッシュレス決済を軸とした全社DX化戦略の立案、実行計画策定、各種施策の推進を行っています。
例えば、迅速な企画開発を狙ったアジャイル組織の立ち上げ、決済データ利活用によるマーケティング強化などが該当します。
②クラウドシフトの企画・推進支援
同社は100以上のシステム、1000以上のサーバーを保有し、毎年莫大なIT投資を行っています。
さらなるビジネス加速に向け「システムのアジリティ向上」「効率化」「システム企画・開発の迅速化」を実現しようと、システムをオンプレ中心からクラウド中心に作り替えている最中であり、当社はこの企画・推進を担当しています。
③クレジットカードシステムの再構築支援
同社は現行のクレジットカードシステムを全面的に作り直し、昨今のニーズにいち早く対応できるようマイクロサービス化する、大規模システム開発プロジェクトを遂行しており、当社はそのPMOを担当しています。
■大変だったこと、それをどうやって乗り越えたか
日々試行錯誤しながらご支援しているところですが、その中でも大変だったことは大きく2つあります。
① コミュニケーションの難易度
特に大企業においては、部署間のコミュニケーションが円滑ではなく、ある程度検討が進んだあとに「聞いてない!」と混乱してしまうことが多々あります。
今回、当社は部署の特性やカウンターパートのキャラクターなどに応じて柔軟にコミュニケーションを行い、部署間でスムーズなやり取りができるよう工夫しながら検討を進めていきました。
② 強力なトップダウン方式により、前提が頻繁に変わる
同社には強いリーダーシップで部門を牽引する方がおり、状況に応じて素早く意思決定を行うため、前提条件が日々目まぐるしく変化しています。
そのため、意思決定者の判断をミスリードしてしまうと、現場レベルで大幅な手戻りが発生しかねません。
より良い方向に意思決定を促すため、適切なストーリーを作成し、周りに協力者を作るように心がけることで、シナリオがどのように進んでいくのかある程度想定ができ、一定の対応力を確保することができます。こういった工夫を重ねながら慎重に進めています。
■プロジェクト成果
これまでのところ、価値提供範囲を支援期間の経過とともに増大させ、かつ構想から実行まで一気通貫でご支援できていると感じています。
当初は全体構想についてご支援を始めましたが、最終的には構想の策定だけでなく、実行につながる中長期的な支援にまで持っていくことができました。今後も引き続き価値を最大化できるよう、全力でご支援を続けていきます。
ライズ・コンサルティング・グループは「Produce Next」をミッションに掲げ、様々な業界・テーマにおいて未来を見据えた戦略策定・実行支援を積極的に進めています。
時にはCxOの右腕として活躍するなど、大きな裁量を持ってプロジェクトを実行するチャンスもあり、やりがいを持って意欲的に働いている社員が多く在籍しています。
当社は働き方や雰囲気など、RISEについての疑問を現役社員に直接聞くことができる「カジュアル面談」を随時行っています。
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