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日本デジタル空間経済連盟への加盟~Web3.0時代にむけたRISEの取り組み~

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
本日、日本デジタル空間経済連盟に加盟いたしました。今回は、その背景と今後のRISEのWeb3.0やメタバースに関する取り組みについて、ご紹介いたします。ここ最近巷でもバズワードになっているテーマですが、RISEがミッションとして掲げている「Produce Next」と深く関わっており、我々としても今後注力して取り組みたいと考えています。
 

■日本デジタル空間経済連盟とは?


日本デジタル空間経済連盟は、22年4月15日にSBIホールディングスが設立した団体です。

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝、以下「SBIホールディングス」)は、以下のとおり、2022年4月15日(金)に一般社団法人日本デジタル空間経済連盟を設立しましたので、お知らせします。
 昨今、デジタル技術やゲーム・コンテンツ産業の発展に伴い、デジタル空間での交流や取引が普及する中で、デジタル空間での経済活動が現実世界に与える影響は大きくなることが考えられます。
 一般社団法人日本デジタル空間経済連盟は、業界横断の総合経済団体として、デジタル空間における経済活動を活性化し、日本経済の健全な発展と豊かな国民生活の実現に寄与することを目的に、デジタル空間の経済発展が日本の経済発展に資するよう、政策提言や情報発信、様々な関係団体との対話等を行う団体です。 
当面は、各業界から50社程度を会員として募り、9月末めどに提言を実施すべく、会員の方と議論を深めていきます。

設立して2か月弱ですが、様々な業界から日本を代表する大手企業も加盟しており活動しています。今回、5月31日付でライズ・コンサルティング・グループも正式に一般会員として加盟しました。デジタル空間の経済発展における政策提言や情報発信を積極的に取り組んでいく予定です。

SBIホールディングス
当社が参画する「日本デジタル空間経済連盟」について 

ライズ・コンサルティング・グループ
「日本デジタル空間経済連盟」 加盟のお知らせ

■Web3.0時代に向けて、コンサルティングファームとして、RISEとして考えたいこと

このデジタル空間におけるビジネスはまだ見ぬ可能性が広がっています。なぜなら、これまでの常識・既存のビジネスが崩壊し、ゲームチェンジのポテンシャルを秘めているからです。巷で呼ばれるWeb2.0からWeb3.0へのパラダイムシフトです。
 
Web1.0は、技術的な制約により、一方方向で発信(Read Only)でした。それがWeb2.0と呼ばれる時代では、ECやSNSなど双方のコミュニケーションが急速に発展しました。それによる結果が、GAFAのような巨大プラットフォーマーへの一極集中です。外部経済性(ネットワークエフェクト)が肥大化し、多くの企業は巨大プラットフォーマー上でビジネスをする必要があり、多くの個人情報もプラットフォーム上に集約されています。いわば、インターネットの中央集権化の時代と言えます。
しかし、中央集権の管理には限界があります。プラットフォーマーの中間搾取、ターゲティング広告やパーソナライゼーションによるプライバシー侵害、フェイクニュースの拡散などにより、マイナス面が露呈しつつあります。それらの課題を乗り越える1つとして、Web3.0やDAO(自律分散組織)の実現です。ブロックチェーン技術により、分散化されたネットワークを介し、自立したユーザーが直接相互に繋がる新たな経済圏を構築していく流れがあります。Non-Fungible Token(非代替性トークン)は、アートやゲーム・コンテンツを中心に、一般社会にも普及しつつあります。
 
 Web2.0ではGAFAのような海外企業に差をつけられた日本ですが、このWeb3.0でどう巻き返すのかが、今後の成長戦略として重要です。22年3月にはNFTホワイトペーパー(案)が自民党から提出され、新しい資本の軸として据えられています。当然、コンサルティングファームも各社、このWeb3.0時代の戦略の検討、ソリューション開発に向けて動き出しています。
 
 RISEでもすでにメタバース、ブロックチェーン関連の案件がいくつか動いており、この領域のThought Leadershipを目指していきます。シナリオプランニングなどの戦略策定、New Techの最先端技術動向、各プロジェクト実行支援などは当然力を入れていきます。
 一方で、これらの領域はこれまでのコンサルテーマと比べても容易ではないと思います。特に、既存のビジネスとのカニバリゼーションが多く発生すると想定されます。また硬直した組織では、このような新しいイノベーションに対して、自ら考え、自己否定を繰り返しながら変革を進めることが困難だと感じています。正直なところ、Web3.0というテーマは知っているが、本気で対応に取り組めていない企業がほとんどだと思います。戦略や構想を立てたが実行できるイメージがない、とりあえず形だけ取り組むといった形骸化のリスクです。すでに巷の一部では、Web3.0に対する悲観論(期待値の高さに対する失望)がささやかれ始めているのも事実です。
 
こういった状況も踏まえ、RISEでは浪漫と算盤の双方向から、Web3.0に向き合っていきたいと思っています。「ワンプール制」「スコープレス」「戦略」「NewTech」といったRISEの特徴や強みを組み合わせることで、それができると思っています。例えば、「ワンプール制」により、一人のコンサルタントは戦略・業務・IT、業界といった複数の経験を持っています。それは、顧客起点まで遡ってシステム構想を検討することや、他社動向・技術動向をみながらプロジェクトマネージメントをするといった、掛け合わせによる強みを持っています。メタバースを議論するにしても、VR/ARのハードウェア技術的な観点でなく、顧客がその空間でどのような行動をするのか?何が行動インセンティブか?を考え、NFTなどのキーワードの位置づけを再構成し、そのうえでハードウェアがどうあるべきかを検討していきます。Web3.0のようなテーマではこのような1つの視点に捉われないことが、必要不可欠だと思います。
 
日本デジタル空間経済連盟においても、上記のような観点で政策提言のビジネスファシリテーターとなれるように取り組んでいきます。
 

■RISEの今後の取り組み

RISE社内で、Web3.0・メタバースのタスクフォースチームを公募し、日本デジタル空間経済連盟での提言準備、分科会などを進めていく予定です。分科会としては大きく4つのサブチームを想定しています。
 
○シナリオプランニング分科会
・Web3.0の解像度を深めるために、20XX年の未来などを検討していきます。既存のクライアントの業界・ビジネスがどう変わるのかなど、単なる机上の空論でなく、手触り感のある具体的な議論を進めていきます。
 
○海外動向・技術動向分科会
・海外動向も踏まえながら、日本の政策のあるべき姿を検討する必要があると考えています。また、一般社会への普及はハードウェアのテクノロジー進化は欠かせませんし、拡張あるサービスを展開するには基盤となるインフラやアプリケーションの発展も欠かせません。そのため、最新事例を調査し、議論を深めていくことを想定しています。
 
○アライアンス検討分科会
・RISEだけでできることは限られています。既存のネットワークの最大活用、新しいコネクションづくりなどを進めていくことを想定します。官民だけでなく、大学などの教育機関との連携もこれまで以上に進めていきたいと考えています。
 
○メタバース実践分科会
・どの分野であれ、現地・現物に触れることは非常に大切です。そのため、身近な社内会議をメタバースで実施することなどから開始し、採用・インターンなどRISE社内での活動に展開していくことを検討予定です。
 
 いかがだったでしょうか、RISEはコンサルティング業界ではまだまだチャレンジャーのポジションですが、これまでの実績、強みと特徴、社内カルチャーを統合して、このWeb3.0・メタバースの領域に挑戦していきます。このような取り組みを一緒に進めてくれる仲間を絶賛募集中ですので、是非一度、RISEのカジュアル面談にお越しください!

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