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今の実力はどれくらい?RISEの「プレゼン研修」をご紹介⑤【大手人材会社に対する、カーボンニュートラルに関連した新規事業の提案】

こんにちは!ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。
今回は、2022年第2回の「プレゼン研修」から、テーマ⑤について、研修で1位を獲得した2人のインタビューをお届けします。 

プレゼン研修は、社内でコンサルタントを対象に年2回行っており、コンサルタントの提案力を強化を目的とした極めて実践的な研修です。
実際のクライアントを想定してプレゼンを行い、論点設計スキル、仮説思考スキル、わかりやすく資料を作成するスキル・質疑応答を含めたプレゼンテーションスキルなどが評価されます。

 2022年の第2回は、5つのテーマで研修が行われ、テーマ⑤は「大手人材会社に対する、カーボンニュートラルに関連した新規事業の提案」でした。 

本テーマで1位を獲得したシニアコンサルタントの谷口さんと、コンサルタントの和木さんにお話を伺いました。 

谷口さん
和木さん

Q1. テーマの内容を聞いたときに抱いた率直な感想を教えてください。

谷口:
提案の方向性を絞りづらく、難しそうだなと感じました。
カーボンニュートラルの市場環境において事業化している業界は、エネルギー企業のほか鉄鋼・化学・製紙など大規模な工場をリソースとして持っている企業か、IT系などCO2排出量可視化システムの開発などを行っている企業が大半です。
今回は「設備リソースを持たず、可視化システムなどの導入をスコープとしていない企業」がクライアントとして設定されていたため、既存事業のどういった面をカーボンニュートラルと結び付けるか、なかなかイメージできないと感じていました。

和木:
「カーボンニュートラル」に関する背景知識が皆無だったこともあり、当初は全くイメージがわきませんでした。
おそらくCO2など温暖化関連の話題だろう程度の認識しかなかったため、資源・エネルギー分野と人材会社が自分の中で結びつかず、まずは基礎的な情報のリサーチから始めないといけないと感じました。

Q2. プレゼン研修当日に向けてどのような準備を行いましたか?

谷口:
準備の流れは、
①事前調査⇒②論点設計・仮説構築⇒➂リサーチ⇒➃示唆出し⇒⑤資料作成でした。
その中で特に力を入れたのは②論点設計・仮説構築の部分です。
具体的には、クライアント企業がカーボンニュートラル領域で新事業を展開するために検討すべき事項は何か?を羅列した後、細かい論点へ分解し、それぞれに対し初期仮説を立てるステップです。

事前調査の時点で、新規事業へ活かせそうなリソースは限られる印象があり、リソースと市場のニーズをもとにした事業のアイデアが浮かんでいました。ただ、説得力を持たせるために必要なロジックがはっきりしていなかったため、ここの準備が極めて重要だと感じました。
結果的に、論点設計ではっきりしたロジックを組み立てられていたことが今回の順位に繋がったと思います。 

和木:
事前準備として、「RFPの読み解き」「過去のプレゼン研修上位者の資料チェック」の2点を行ないました。これによって提案の大まかな方向性や抑えておくべき論点が明確になり、あとはリサーチと仮説構築・検証によって内容を固めるだけだったので、進めやすかったです。
 
提案内容の作成では「カーボンニュートラルとクライアントに関するリサーチ」「仮説構築」「仮説検証」の3点を行いました。特に「クライアントだからこそ創出できる価値や優位性であること」について事実をもとに自信を持って主張できるようになるために、納得するまで仮説検証を行いました。 

Q3. 他の参加者による発表を見て、印象に残ったプレゼンや学びになったことがあれば教えてください。 

谷口:
同立1位を獲得された和木さんは、カーボンニュートラルからさらに具体化しフードロス対策の領域を対象とした事業を企画されており、意外性がありました。
一般的には、再エネ関連や私が提案したようなカーボンオフセットといった、直接CO2排出削減に関わる事業を思い浮かべてしまいがちです。
和木さんの提案は、クライアントからのRFPをかみ砕いて理解し、自社リソースが最大限活かせる事業を提案しているように見えたので、とても学びになりました。

和木:
シニアコンサルタントの方の論理構成が非常に勉強になりました。カーボンニュートラル市場を構造化し、その中でどこをピックアップするのか根拠とともに絞り込んでいく形式は非常に納得感があり、そのアプローチはテーマが変わっても有効なものだと思います。
私も普段のプロジェクトや、次回以降のプレゼン研修で実践したいと思います。

Q4.最後に、今回の研修を振り返って一言と、次回の研修に向けて意気込みをお願いします。 

谷口:
今回、アイデアベースで思考停止するのではなく、時間をかけてでも地に足のついたロジックを組み立てるべきだと再認識できました。
次回は「仮説のブラッシュアップ」をテーマにして取り組みたいと思っています。
事業案の実現性・競合優位性・収益性といった部分でクライアントが本当に納得できる事業案を作れるよう、改めて意識したいと思います。

和木:
今回の一番の学びは、注文に応えることの重要さです。
他のプレゼン研修のテーマを含め、「RFPにいかに忠実に答えたか」がかなり明暗を分けたと感じています。
自分の論理やアイデアに自信があるほど忘れがちですが、クライアントが要求していることを念頭に置いて考えていきたいと思います。
次回は、クライアントの要求に応えつつ、誰が見ても納得できるわかりやすい論理で伝えられるよう励みたいと思います。


谷口さん、和木さんありがとうございました!
RISEでは、プレゼン研修のほかにも職位に応じて定期的な研修を行っており、日々成長の機会を多数設けています。
ぜひ、皆さんもRISEの一員として自己研鑽を積みながら「しあわせな未来」を共に作っていきませんか?

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