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プロジェクト紹介Vol.115:某官公庁対日投資部に対する、対日投資関心企業への戦略的コンサルティング業務

ライズ・コンサルティング・グループが現在進行形で手掛けさせて頂いているプロジェクトをご紹介致します。
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<某官公庁対日投資部に対する、対日投資関心企業への戦略的コンサルティング業務>

■対日投資を取り巻く環境
近年、海外から日本への進出の意欲が高まっており、対日投資残高は2000年代には10兆円前後を推移していましたが、過去5年連続で増加し2018年には30兆円に到達しています。国別には、米国、オランダ、フランス、シンガポール等が上位に位置しており、業種別には金融・保険業、電機機械器具、輸送機械等が上位を占めています。個別企業の進出事例はアジアに多く、2017年にシェア自転車のモバイク(中国)、配車サービス滴滴出行(中国)、ジェットスターアジア(シンガポール)、電子商取引Ruten(台湾)等が日本に拠点を設置しています。
日本に進出を果たした企業へのアンケート調査によると、その魅力は、「市場の規模や課題先進性」、「優れた企業や大学等のパートーナーの存在」、「国家・社会の安定性」等が挙げられており、日本市場は外国企業にとって魅力的な環境であることが分かります。

■背景
このように対日投資への関心が高まる中で、クライアントは外国企業の日本進出を誘致してきました。具体的には海外事務所での対日投資関心企業からのリード獲得、日本市場の魅力の紹介、分析レポートの提示、日本企業とのマッチング業務であり、その実績は2017年には193件、2018年には241件と増加傾向です。本業務は、クライアントと共同で対日投資を促進することを目的としており、弊社は日本市場の分析や競合企業の調査、対面相談を通じ、進出のためのコンサルティングを実施することとなりました。

■案件の内容
 業務はイノベーション領域(テック系、製造業系、ライフサイエンス系、エネルギー系)の案件を中心に進められました。具体的には、AIソリューション、ブロックチェーン、アパレルECソリューション、リハビリテーションアプリ、Martech、全固体電池、水素発生装置等、実に多様なキーワードで強みを持つ海外企業から相談を受けましたが、弊社の誇る各領域のエキスパートと優秀なジュニア陣の活躍で、いずれのレポートもクライアント企業から大変好評でした。中でも印象に残ったのは、エネルギー系の案件で弊社の人的ネットワークを活用し、マッチングを実施した件です。冷静な分析に加え、クライアント企業の成功のため人肌脱ぐ努力が、次のビジネス機会を生み出すのだと改めて感じる機会でもありました。
本件で得られた知見を加えて、今後も弊社ではインバウンド/アウトバウンドの両方で日本と海外のビジネスをブリッジングをする支援を強化して参ります。

※この記事は2020/5/1にFacebookに投稿されたものです。

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