見出し画像

プロジェクト紹介 Vol143:大手情報通信会社様に向けた店舗DXサービスの構想策定支援

こんにちは!
ライズ・コンサルティング・グループ広報担当です。

今回は大手情報通信会社様に向けた店舗DXサービスの構想策定支援についてご紹介いたします。当プロジェクトを推進しました弊社のシニアコンサルタントが執筆させていただきました。

■プロジェクトの背景

クライアントは店舗DXサービスの構想策定にあたり、外部コンサルタントの力も借りながら検討を進めていくことを考えておられました。
クライアントと討議する中で、弊社の新規事業立案支援の実績や進め方を評価頂き、今回のプロジェクトでご一緒させて頂くことが決まりました。

■クライアントの課題に対してどういう想いを感じたか?

まず、今回のプロジェクトを通して次の中期経営計画の柱になる事業案を検討したいというお話を頂き、クライアントにとって非常に重要な検討にご一緒させて頂けることに気の引き締まる想いを抱きました。
また、店舗DXサービスの構想策定というテーマに対して、率直にわくわくしました。

コロナ禍において顧客行動が大きく変化している中、「どうすれば顧客体験を最適化できるか?」、「今後、店舗はどうあるべきか?」という最先端の問いに挑めることは、チャレンジングではあります。しかしそれ以上に、非常に興味深い案件に取り組めることを嬉しく思いました。

■RISEのアプローチ

今回のプロジェクトは、次の3つのSTEPで進めました。

STEP1:初期仮説ブラッシュアップ
STEP2:実現性検証
STEP3:店舗DXテーマ具体化

画像2

弊社では、新規事業立案の案件を進めるときには、顧客候補や外部のソリューション提供企業ともコンタクトを取りながら、事業立ち上げのための最善のスキームを検討していくという特徴があります。

今回も多くの関係者と意見交換をしながら、プロジェクトを推進しました。

まず、プロジェクト初期の段階で、弊社代表の北村が持っていたリレーションで、関連するサービス分野に精通したエキスパートにインタビューを行いました。その結果、リサーチの工数を大幅に削減することができ、かつ仮説構築をスムーズに進められました。

また、その後も要所においてクライアントの経営幹部やグループ会社の伝手を使って顧客候補や類似の取り組みを行っている企業へのインタビューを行いました。

このように、既に信頼関係のある相手にインタビューを行うことで、スムーズにインタビューをアレンジできるだけでなく、本音ベースでの意見を引き出すことができました。
そこで得られた知見は、事業案の具体化に役立つものとなりました。

■何が大変だったか?そのときどういう想いで働いていたか?

プロジェクトの中で最も苦労したのは、「初期仮説のブラッシュアップ」のフェーズでの、ターゲット市場の絞り込みの部分です。

膨大な情報をインプットしながら参入市場候補を比較検討し、有望度の高いところを選定していきました。その過程で、クライアントからのご指摘や、一緒にプロジェクトに取り組んだ弊社パートナーからのアドバイスを通して、今後の仕事にも活きる3つのことを学びました。

①論点思考、仮説思考
コンサルティングファームでは基本とされることですが、やみくもに情報収集するのではなく、「答えを出すべき論点は何か?」、「現時点で考えられる答え(=仮説)は何か?」を常に考えることで、効率的にリサーチを進めることができると実感しました。
➁思考の質・量で勝負すること
上記①とも関連しますが、リサーチの量をこなすだけでは、クライアントに対して有意義な示唆を出すことはできません。
パートナーからこのアドバイスを受けてからは、集めた情報から何が言えるのかを考え抜くことを意識しました。

これは、弊社の手法である「More Than Reports」にも通じるものです。
このコツが掴めてきてからは、成長実感を得られ、一層楽しくプロジェクトに取り組めるようになりました。
➂クライアントとの関係構築
今回のクライアントは、弊社とのプロジェクトが初めてであったこともあり、早期に関係構築をすることが求められました。

弊社のポリシーに「顧客ともワンチーム」という考え方があります。
まさにこれを体現するべく、クライアントの要望をくみ取り、指摘に耳を傾けつつ、「懐に飛び込む」ことに意識的に取り組みました。


■プロジェクト成果

3か月間のプロジェクトを通して、ターゲット業界を特定した上で、対象業界のAfterコロナでの業務フローのTo-Be像を定義し、その実現に貢献できる「新規サービスの構想」を策定しました。

具体的な店舗オペレーションや、利用者にとってのUXなど、可能な限り細部まで丁寧にサービス設計を行い、競合優位性や実現可能性を示せるよう努めました。

プロジェクト終盤では、今後のサービスモデルの検証に向けて経営幹部やグループ会社の社長なども巻き込んだ討議を行い、実現に向けた道筋を検討していきました。

■プロジェクトを終えて、自身の感情にどのような変化があったか?

今回のプロジェクトを通して、「自分はこんなに成長できるのか」と良い意味での驚きが得られました。

弊社では「Produce Next」という社是の通り、次の未来を創造していく新規性の高いプロジェクトが多くあります。こうしたプロジェクトは、クライアントにとって非常に重要で、コンサルタントにとって大きな成長機会となる、チャレンジングなものです。

今後も、クライアントともにより良い未来を描いていけるよう、日々の仕事に誠実に取り組んでいきたいと思います。


最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。 ライズ・コンサルティング・グループへご興味をお持ちいただけましたら、下記ボタンをクリックしてお気軽にご応募ください。